詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

2019-01-14から1日間の記事一覧

■詩誌「サラン橋」第19号(2018年11月)

■詩誌「サラン橋」第19号(2018年11月)を拝受致しました。コールサック等で作品を拝読致しておりました、催龍源さんの「アルディピテクス・ラミダス猿人に捧げる組曲」に圧倒される。アルディピテクス・ラミダス猿人とは、「*約四四〇万年前、エチオピアに…

■詩誌「蒐」10号

■詩誌「蒐」10号を拝受致しました。昨年はお墓参りにあまり行けなかったことを想いつつ、渡会やよひさんの「供花」に惹き込まれておりました。聴こえてくる墓参り客の会話「(」から、故人の像が浮かびあがる…部屋に化粧瓶の空き瓶、二人の姉、厨房?酒房…

「感謝」 柴田望

「感謝」* 不思議な力が働くのだ 砂場に磁石を置くとみるみる吸い寄せられる 朝焼けに染まるために黄昏が闇に溶けるために 秋は紅、冬は白く塗装されるために(どんな準備を重ねた?) 仕事に就くために企画が通って製品化 顧客の手元に届くために二人が出会…

■詩誌「くれっしぇんど」105(静岡 2018年12月)

■詩誌「くれっしぇんど」105(静岡 2018年12月)主宰の高橋絹代さんの詩作品、「姉ちゃんの針さし」は胸に突き刺さる、一度読むと忘れられない作品です。 喉頭結核で亡くなった六才上のお姉さん。折角人形の服を作ってくれたのに幼い私は「袖がない」と言っ…

■渡辺宗子さんの『弦』73号(2019.1.1)

■渡辺宗子さんより『弦』73号(2019.1.1)をお送り戴き、まず嵩文彦さんによる冒頭の詩「つゆのいのちのはてまでも」に瞠目!「あなたの細胞のたいせつな/もっともたいせつなひとつを/わたしにゆづってください」 家の鍵よりも重い、生きてきた時間全体の…

■村田譲さん(詩人・北海道詩人協会会長)のブログ「空中庭園な日々」に、詩誌「フラジャイル」第4号をご紹介頂いております。

■村田譲さん(詩人・北海道詩人協会会長)のブログ「空中庭園な日々」に、詩誌「フラジャイル」第4号をご紹介頂いております。嬉しくて、誠に、ありがとうございます!! 木暮純の詩作品「フラジャイル」へのご感想について、まったく同意見であります。こ…

■萩原貢さんの新詩集『ケサランパサラン』(緑鯨社)

■詩集『ケサランパサラン』萩原貢著(緑鯨社) 〈ケサランパサラン〉とは何か?白い毛玉のようで、ふわふわと空中を飛んでいる、妖力を持つ不思議な物体に生と死の狭間を時間と空間を越えて案内されているような、稀有な体験・・・ ジェイムス・ジョイスのダ…