詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■5月15日(火)13:30~15:00、北海道立文学館講堂にて、
~『火ノ刺繍』の未知なる文学地平 完成の経緯を語る~
吉増剛造先生、工藤正廣先生、高橋純先生(小樽商科大学名誉教授)による鼎談が行われました。多くの方が来場され、盛会のうちに終わりました。

高橋先生によるフランス語朗読、工藤先生によるロシア語の朗読もあり、言語の核に迫る、翻訳についての興味深いお話、会場40名程のお客様、皆さん熱心に耳を傾けました。

「25、6歳の吉本隆明さんは、毎日毎日詩を日課のように書き続けた。頭より先に手が勝手に動くようになって、初々しい紙の白さの隙間が見える。新聞や雑誌に載せようと思ったら詩はできない。」

アファナシエフシューベルトを聴いたとき、休止符で首を吊るような死の揺れって何なんだ」

「エミリ・ディキンソンの映画で良かったところは、縫い針をシュー、シュー、と通すところだけだった。」「吉本隆明さんが鉛筆で原稿用紙にシュー、シュー、と罫を引く」「自分の心に対して執着を創っていく」


ゴッホは絵に句読点、カンマを入れた最初の画家。普遍の音楽を作っていく」
「もう一段、底の声が聞こえる瞬間をつかまえる」「詩を自分の中の深みにしていく、底への扉を開く」「微妙なところを掴み取るのが詩作」

花人さん、村上さんの素敵な生け花展示に、新たな命を吹き込まれた「火ノ刺繍」銅版、春の日差しに輝いていました。

私はFMおたるさんの音声収録ということで、録音と録画をしながら、恐れ多くも工藤先生にご用命頂き、質問をさせて頂きました。『火ノ刺繍』Apriel2013にも書かれている、柳田國男全集の月報で井伏鱒二が「汽車の窓から眼を出ている、なんだこれは?」と驚愕されたエピソードについて。吉増剛造先生に、柴田ありがとうと仰って戴き、柳田國男の声の録音テープも聴かせて戴き、恐縮の限りです。

そして1244ページ、1.3キロにも及ぶ『火ノ刺繍』も売れまして、サインの列が並びました。響文社高橋社長、誠にお疲れ様でございました。13日に続き、北海道札幌からの出版お祝いに駆けつけられた皆さん、素晴らしい反響ですね!!
無限の声が集まっている『火ノ刺繍』存在だけでも、もの凄い本です。全国的に話題が広がっていかれますこと、皆さんが確信されています。

音声データは旭川から23時ごろFMおたる放送局へ郵送致しました。
放送は6月17日(日)の21時を予定。長屋のり子さんの特別番組です。お楽しみに!(radiko.jpで全国で聴けます☆)

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2018-05-15.