詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■日本詩人クラブの『詩界』No.265(平成30年4月)が届きました。

日本詩人クラブの『詩界』No.265(平成30年4月)が届きました。
 特集が『月に吠える』100年!

■100年前に登場した萩原朔太郎『月に吠える』の意義、さらに現在までの100年の詩集像。
(すみません、勉強不足で。初めて書かれた口語詩が「殺人事件」だったと、初めて知りました。)

■網谷厚子さんの「〈孤独〉という病」、「さびしい」と「さみしい」の相違の考察、興味深く拝読。「さみしい」の場合、対象を少し突き放して、客観的に描写。「さびしさ」は深層から凍えさせる冷たさ、癒しがたい〈孤独〉から生まれるもののように思われる…

■他にフィンランドの詩人「カイ・ニエミネン」選詩集『ここに坐し、思い巡らす」(吉田実訳)など、興味深く拝読。「もし私が同じ詩を 何度も書いているという気がするなら、それは私が同じ人生を何度も生きてきたからだ」

野村喜和夫氏の自作「エデンホテル」解説2017年12月例会講演録。作品テキストを探し、じっくり勉強させて戴きます。

■会員刊行詩集のところに二宮清隆さんの『消失点』と、柴田の『黒本』、詩誌一覧に「フラジャイル」創刊号の名前が掲載されて

f:id:loureeds:20180611073303j:plain

f:id:loureeds:20180611073308j:plain

f:id:loureeds:20180611073311j:plain

f:id:loureeds:20180611073315j:plain

おり、嬉しく。