■8月15日の北海道新聞朝刊《旭川》にて、
私たちの詩誌『青芽』主宰、富田正一さんの記事が大きく掲載されています。
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~きょう73回目「終戦の日」~
―戦時下の記憶 書き残したい―
「特攻する友に声掛けられず」
詩人・富田正一さん
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「友はみな17、18歳で死んだ。
この年まで生かせてもらっている者の役割として
戦争の惨めさを詩に託して届けたい」
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皆さんが選んだ人が
この国を動かすのだ
文句を言うな と言わんばかりの声
いやはや 考えただけでもぞっとする
73年前の特攻飛行隊の戦友を思い出す
後悔 先に立たず
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■今日も富田さんのお宅にお邪魔し、お会いすることができました。
一応、柴田は『青芽』後継誌の『フラジャイル』主宰なので
富田さんの後継者ということになるのですが、
そして、富田さんとお会いするといつも「いやー、柴田さん、
後継者に良い人見つけたって、いつも皆に言われるんだよ」などと、
大変恐縮な御言葉を、満面の笑みで仰ってくださるのですが、
富田さんにお会いする度に、詩人として、いやそれ以前に
社会人、一人の人格として、富田さんにはまったく及ばないと
自分の小ささを思い知りますと同時に、
富田さんの圧倒的なパワーと笑顔の前では
自分のいま持っている悩みごとなんて、じつはぜんぶ結構小さいかも…と思い知るのでした。
富田さん、ありがとうございます。
実生活や実務に根づいて、必ず苦難を乗り越える詩魂。
19歳で詩誌をはじめて、いま91歳の富田さんが、誰よりもきらきらして、青春を生きている。
今週発行する「青芽反射鏡」に、この記事のコピーを同封するんだ、
イオンだとコピーが1枚5円だぞと、もう封筒にはシール貼ったんだぞ!と、満面の笑みで生き生きとして、わくわくしている。
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■そして、9月にジュンク堂で行われます、「青芽からフラジャイルへ」
展示と朗読会のことでも、富田さんが一番わくわくしてくれている。
(展示は9/26~10/1、朗読会が9/29です!!)
具体的な話が、富田さんの推進力で、どんどん決まっていく……
まだまだ学ばなければならないことが、山ほどあります。
とうてい敵いませんが、がんばります。m(。_。)m
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2018-08-15.