詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■詩誌「錨地」No.71 2019.4

■詩誌「錨地」No.71 2019.4(入谷寿一代表)を拝受致しました。誠にありがとうございます。
〈斉藤征義 追悼特集〉 穂別町の朗読フェスティバルやコミュニティ映画の制作、『銀河鉄道の夜』の編集、 宮沢賢治学会(花巻市)副代表理事宮沢賢治賞選考委員長、恵庭市民文芸の選考委員長、1999年に詩集「コスモス海岸」で北海道詩人協会賞を受賞…数えきれないほどの多彩な活躍をされた詩人・斉藤征義さん。皆さんからの追悼の言葉、想い出の記録が込められている。
 こちらの村田譲さんのブログ「吟遊記」で紹介されている「第12回 春萌え朗詩の会 ―斉藤征義氏追悼―」
http://blog.livedoor.jp/gliding_flig…/archives/53322530.html
4月14日(日)、恵庭中央図書館で行われた「第12回 春萌え朗詩の会」追悼の朗読会、フラジャイル木暮純さんと私も見に行かせて戴き、皆さんの温かいスピーチと朗読、奥様のスピーチにも感激致しておりました。
 斉藤征義さんには「タイムポテンシャル」「フラジャイル」詩誌を送ると丁寧に読んで戴き、感想のお葉書を戴いておりました。柴田が実際にお会いしたのは一度だけで、昨年5月、ポーランド協会の「午後のポエジア」、江別の〈シアターども〉にて、宮沢賢治の朗読会。病院から抜け出して来られての御出演、「永訣の朝」を朗読。斉藤征義さんの”あめゆじゅとてちてけんじゃ”ステージ上で初めて拝聴、衝撃を受け、涙が出そうになってしまい、妹を想う賢治の声が斉藤さんを通して伝わってきて、今も目を閉じれば聴こえてきそうです。
 https://www.tomamin.co.jp/news/main/16263/
5月11日の苫小牧民放で「「斉藤征義の宮沢賢治と詩の世界館」 設立準備委員会が発足」のニュースが報じられている。膨大な蔵書整理のための目録づくりが進められている。年内に苫小牧市内でオープン。素晴らしいこと。斉藤さんへの熱い想いが多くの人を動かしている。


どの神が 誰に生ませた子だと?
神を分類してはいけない
この境界を
導くものはいない

れら ぱる れら
れら ぱる れら

(斉藤征義「れら ぱる れら」)

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錨地