詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

小熊賞受賞の山田亮太さんと「フラジゃイル」が〝詩のセッション〟18回目の小熊秀雄・朗読会を開催

■9月3日(火)付の「あさひかわ新聞」にて、大きく掲載されております。誠に、ありがとうございます。

~小熊賞受賞の山田亮太さんと「フラジゃイル」が〝詩のセッション〟18回目の小熊秀雄・朗読会を開催~

 詩集「オバマ・グーグル」で第50回小熊秀雄賞(2017年度)を受賞した山田亮太さんと、旭川の詩誌「フラジゃイル」(柴田望代表)の同人たちによる〝詩のセッション〟という演出で企画しました。市外、道外からも含めて約50人が参加して、にぎやかな集いになりました。

小熊秀雄賞市民実行委員会のHPにも掲載されております。
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http://blog.livedoor.jp/ogumahideo/archives/52137018.html

 小熊秀雄の作品を楽しむ朗読会を8月24日、ときわ市民ホールで開催しました。朗読会は当実行委員会が四季に合わせて開催しています。
 18回目の今回は、詩集「オバマ・グーグル」で第50回小熊秀雄賞(2017年度)を受賞した山田亮太さんと、旭川の詩誌「フラジゃイル」(柴田望代表)の同人たちによる〝詩のセッション〟という演出で企画しました。市外、道外からも含めて約50人が参加して、にぎやかな集いになりました。
 山田さんは1982年、旭川市生まれ。現在は東京を拠点にサラリーマンの傍ら、詩に関わる様々な活動を展開しています。一方の詩誌「フラジゃイル」(柴田望代表)は、戦後72年続いた旭川の詩誌「青芽」の後継誌として2017年に誕生しました。若手の詩人を中心に全道に同人がいます。
 朗読会は、フラジゃイルのメンバー5人による、山田さんの初期の詩『火』と、小熊の『お前可愛い絶望よ』の群読でスタート。
 続いて山田さんが小熊の詩と、自作の詩を朗読しました。最近の詩『光る手』は、自身の子ども時代からのプライベートな逸話と、詩人で彫刻家の高村光太郎(1883―1956)の人生の軌跡を交差させるスタイルで、50人の聴衆を不思議に心地よい詩の世界にひき込みました。
 札幌や小樽、東京からもゲストの詩人たちが駆け付け、小熊の詩や自作詩を朗読しました。また、旭川工業高校放送局制作のドキュメンタリー「しゃべり捲くれ~時代を越える詩人~」(2018年)も上映して、若い感性でとらえた小熊を観ていただきました。
 市民の会の氏家正実・運営委員長は「全道から詩人が集まってくれて、詩に対する熱い思いを語ってくれました。いつもの朗読会とはちょっと違う雰囲気で、小熊の世界が広がっていくのを感じました」と話しました。

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