詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

「コールサック石炭袋」2019年9月99号

■「コールサック石炭袋」2019年9月99号、届いております。誠にありがとうございます。
 若宮明彦さんの詩、「空は 青いか 今日も」をじっくり拝読させて戴きました。「空は 青くても 青くなくても/今日も同じ質量のままで/気まぐれな風が吹いている」 そうか、質量は変わらないのか、じっくり見上げている暇も最近は無いけれど、重さは変わらず「昨日の風は過去/明日の風は夢(仮)/今日の風だけがパンで/それに誰もがかぶりつく」。詩人の心境と空が重なる。止まっている時間の流れに感銘を受ける。今を変えることでしか、過去も未来も変えられない。山頂の景色は晴れていて、山の下の天気は荒れている。数々の論争も。「コールサック」は読むところがたくさんあります。これからじっくり読ませて戴きます。

 

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