詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

~小熊秀雄賞の「いま」を見据える。「これから」を展望する~2020年1月1日元旦発行の「あさひかわ新聞」

■本日2020年1月1日元旦発行の「あさひかわ新聞」に、12月26日に行われた座談会が、このように二面にわたって大きく掲載さております。
 ~小熊秀雄賞の「いま」を見据える。「これから」を展望する~と題し、小熊秀雄賞の作品がもつ現代的価値について、小熊秀雄賞や市民実行委員会のこれからについて、熱く語られております。
 
 ・橋爪弘敬さん(小熊秀雄賞市民実行委員会会長)
 ・沓澤章俊さん(旭川文学資料館学芸員
   =木暮純さん(詩人・フラジャイル同人)
 ・斉藤知子さん(小熊秀雄賞市民実行委員会会員)
 ・柴田望(フラジャイル代表)
 
■三人の文学や芸術に造詣の深い、小熊秀雄の文学に真に向き合っている先輩たちの中で、柴田の発言は、小熊秀雄とC・ブコウスキーが似ている(階級社会を糾弾した)などという発言から、小熊賞との関わりについて、昨年の夏、山田亮太さんを招いての朗読会が旭川で実現されたこと、その朗読会にも来てくだった文芸評論家の岡和田晃さんが、昨年8月の現代詩手帖旭川新聞について熱い論を書かれていたこと、岡和田さんのプロレタリア詩が収められた詩集『掠れた曙光』を発行され、大変注目されたこと、市立小樽文学館で開かれた「いまプロレタリア芸術が面白い! 知られざる昭和の大衆運動」へ行き、プロレタリア文学への先入観がいっぺんに変わり、衝撃を受けたこと。「しゃべり捲くれ講座」で講演もされた村田裕和先生も参加されていたこと、そこで時代の空気、名もなき人たちの無数の声を感じたこと、弱い立場の人やマイノリティー若い人たちへの優しいまなざしが小熊秀雄にはあったこと、現代の若い人たちもそれぞれに時代の悩みや苦しみを抱えて立ち向かって、表現で戦っていること、裕樹さん主催の「字展」のこと(札幌のNECCOで開催!)、旭川出身の若き詩人・吉田圭佑さんへの期待など・・・とりとめもなく語らせて戴いております。小熊秀雄の文学を大切に語っておられます橋爪会長、沓澤さん、斉藤さんの発言にご注目を!
 「あさひかわ新聞」は毎週発行されます。今回の号は来週月曜までは旭川市内コンビニ・書店などに置かれています。ぜひご覧戴けましたら幸いです☆
 
 あさひかわ新聞 http://www.asahikawa-np.com/
 (株)北のまち新聞社 北海道旭川市8条通6丁目 TEL0166-27-1577 FAX0166-27-1617

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