■『閑散として、きょうの街はひときわあかるい』(TOLTA マイナンバープロジェクト 2020年4月20日~5月19日)が届きました。稀有な機会に参加をさせて戴きました。表紙が美しすぎて、その眩しさはスマホの写真では十分にとらえきれません。
「プロジェクト参加者は、定められた期間のあいだ、一日に一回、一つ以上の数字を含んだテキストを参加者全員が共有するファイルに匿名で記入します。」
スプレッドシートに入力するたびに記録するのが何だか邪道のような気がして、記録せず忘れておりましたが、自分の作品ではない字の奔流の中から自分が書いたと思われる言葉が(入力した当時の体験や感情とともに)ふっと浮かんでくる…強烈かつ衝撃的な追体験を致しております。TOLTAって凄い。心より感謝申し上げます。
数に注目した、不思議な一カ月間でありました。音楽は数学…実験性のジョン・ケージ、ボブ・ディラン、エルトン・ジョン、ルー・リード、ピート・タウンゼント等について、「CASIO」電卓の裏技とか、成功ギバーとか…結構真剣に書いてました。
展示の件でとてもお世話になっている旭川市中央図書館の岡本主査から、安部公房と父親の浅吉氏もエスペランティストであったことをお話戴き…「エスペラント(Esperanto)のアルファベットは28文字」。小樽の詩人・長屋のり子さんから、加島祥造氏が北海道小樽の白鳥番屋に滞在されたときの、大切な想い出のお話をお手紙に込めて戴いた日に…
「マンダラチャートのフレームワーク
三×三を九つで八十一マスのストラクチャー
加島祥造訳『タオー老子』(ちくま文庫)八十一章ぜんぶ書ける」
この箇所に付箋を付けて、長屋のり子さんへ贈ります。
天才のTOLTAの皆様、本プロジェクトにてご一緒させて戴きました皆様へ、心より厚く感謝申し上げます。
■詩集『閑散として、きょうの街はひときわあかるい』(TOLTA マイナンバープロジェクト)
https://toltaweb.jp/?p=1786