詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■詩誌「フラジャイル」第9号(8月末発行予定)予告… ~ ある期間に起きたこと ~

■詩誌「フラジャイル」第9号(8月末発行予定)予告…
~ ある期間に起きたこと ~
■4月20日~5月19日 TOLTAのマイナンバープロジェクトに参加をさせて戴きました。「プロジェクト参加者は、定められた期間のあいだ、一日に一回、一つ以上の数字を含んだテキストを参加者全員が共有するファイルに匿名で記入します。」 詩集『閑散として、きょうの街はひときわあかるい』(7月5日発売)に結実。スプレッドシートに入力するたびに記録するのが何だか邪道のような気がして、記録せず忘れておりましたが、自分の作品ではない字の奔流の中から自分が書いたと思われる言葉が(入力した当時の体験や感情とともに)ふっと浮かんでくる…強烈かつ衝撃的な追体験を致しております。TOLTAって凄い。
5月28日 「ユリイカ」6月号新人作品に、小篠真琴さんの詩作品「10代みたいな夜」掲載!和合亮一氏選。
6月1日 「詩と思想」6月読者投稿作品に小篠真琴さんの作品「岩肌」佳作入選。瀬崎祐氏選。
6月1日 日本伝統俳句協会の第8回北海道支部賞に福士ぶんじ(福士文浩)さんの俳句が入選!「帰る白鳥ふるさとはまだあるか」
6月5日 福士文浩さんが群馬県前橋市で開かれた、詩の朗読会「月に開くオープンマイク」にオンライン出演!
6月14日 NHK俳句で越野誠(小篠真琴)さんの俳句が三席入選!!「クリップで挟めぬ夜明け夏落葉」 
6月26日 SAPPORO ART LABO 〝SALA〟の講座「文学における普遍性と特殊性」。嵩文彦さん、髙橋純さん、柴橋伴夫さんの鼎談的形式で開かれ(会場:トオンカフェ)、とくに文学作品における《普遍性》とは作者本人や評論家が決めることではなく、「時代が決める」というお話、興味深く拝聴。
6月28日 福士文浩さんの詩集『光の箱』(オオカミ編集室)が発行されました!Amazonでも購入可能です。
7月1日 「詩と思想」7月号作品特集「あなたへ/あなたに」に二宮清隆さんの作品「あなたの影」掲載。
7月1日 「詩と思想」7月号読者投稿作品に小篠真琴さんの作品「ほほえんでいる」佳作入選。瀬崎祐氏選。
7月5日 北海道新聞<日曜文芸>にて、佐々木虎力さんの詩作品「石庭」が掲載されました。「静謐なまなざしから、古都の石庭を描写し、そこに自らの思いをはせた佳作」(若宮明彦氏選)。同じく<日曜文芸>にて、越野誠(小篠真琴)さんの短歌が柳澤美晴氏の選で主席入選!「ダイヤルを回す仕草で合図した君は悪魔か堕天使なのか」
7月9日 北海道新聞夕刊<道内文学>三角みづ紀氏の評にて、小誌8号に掲載の林高辞さんの詩作品「少しだけ暑かった初夏の夕方に」が紹介されました!「何気ない初夏の夕方、何気ない出来事がすこしだけ歪む。詩人の力量だろう。この歪みに直面したわたしたちは立ち止まる。」
7月11日 ホテルポールスター札幌にて、今本衣女さんの句集『いのち』と岩浅武久さんのレスコフ作品集『左利き』・『髪結いの芸術家』(群像社)の出版祝賀会。コロナ予防対策の行き届いた少人数の温かい集い。
7月13日 杉原ウィーク2020・第21回杉原千畝短歌大会で、越野誠(小篠真琴)さんの短歌が奨励賞受賞。「杖をつきレジにならんだ母親のトマトの甘さくちにひろがる」
7月21日 第57回北海道詩人協会賞に、本庄英雄さんの『空を泳ぐ』と柴田望『顔』の2作が選ばれましたこと、北海道新聞夕刊にて発表されました。
7月25日 現代詩塾「阿吽塾」再開! 「阿吽通信」が発行されました。河野聡子さんによる藤原安紀子『どうぶつの修復』の秀逸な評、金石稔さんによる「某々氏の全詩篇(連載の1)」など、深く面白く拝読。
7月25日 「労働者文学87」に「労働者文学賞2020」が発表され、木暮純さんの「回るラインと観覧車」が詩部門佳作!!
8月8日 越野誠(小篠真琴)さんの短歌が日本経済新聞に掲載。「チェーホフの第一幕で出た銃は第三幕で発射がされる」穂村弘氏選!

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