詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■5月8日(土)、旭川まちなかぶんか小屋にて、【映画部会初の冊子(CINEMA COLLECTIVE)、販売記念イベント】

■5月8日(土)、まちなかぶんか小屋にて、【映画部会初の冊子、販売記念イベント】…光岡慎二氏によるまちなかぶんか小屋「映画部会」活動の基調報告、滝本幸大さん、竹田郁さん、岡本成史さんによる各作品のトレーラーを紹介しながらの上映の振り返りトーク、非常に勉強になりました。DVD化されていない作品の紹介も多かったのですが、早速家で観れそうな作品をネットフリックス等で探っております(「FAKE」はありました)。
 大作娯楽映画とは違った「ミニシアター」の必要性、自分と自分の社会・世界との関りの表現、「映画そのものが思考のための大きな意味でのテキスト」(大島渚)であるドキュメンタリーに特化し、ただ単に上映をするだけではなく、チラシやパンフレットも配給会社に頼らず、作品を観て自分たちが感じたこと、作品の理解を自分たちの言葉で書いていく、上映の活動が大きい意味での表現となっている。ここが映画部会さんの取り組みの素晴らしいところと感動致しました。
 現実を鋭く照射する強度のある作品が多く、、、2017年に「青年★趙(チャオ)」のポスターだけを見て(内容を把握せずに)旭川のある市会議員が「けしからん!!」という声を上げたこと、「わたしの自由について~SEALDs2015~」上映の折には「中立的な立場にはないと他に誤解を与えるため」市教委の後援が不承認となったことなど、表現の自由について深く考えさせられるお話もあり、その誤解を解くためにも上映が行われるべきと強く感じました。日頃からプロパガンダを意図している証拠として、いつの時代も権力は文化や報道の操作を試みます。表現の自由について非常に考えさせられる貴重な機会を戴きました。ありがとうございます。
 まちなかぶんか小屋映画部会、シネマ塾の活動のドキュメンタリー映画が撮られるべきと考えます。多くの方に応援されますことと、御活動の永続とさらなる御発展を心より祈念申し上げます。
・冊子(CINEMA COLLECTIVE)は800円にて、
こども富貴堂さん、まちなかぶんか小屋さんでも買えるようです。ぜひ多くの方に読まれるべき一冊です。

f:id:loureeds:20210509004619j:plain