■「現代詩手帖」2021年12月号〈現代詩年鑑2022〉、奥間埜乃さんの「詩誌展望~じっと手をみる~」にて、詩誌「フラジャイル」12号+「青芽反射鏡」終刊号①に掲載の阿部嘉昭さんインタビュー(「減らしながら書く、減らすこととと書くことの一体化~詩集『かけら世の』(響文社)」)について言及戴いております。誠にありがとうございます。昨年逝去された弘前の詩人・泉谷明さんのお名前は、新刊の講談社現代新書『詩とは何か』(吉増剛造)にも、188ページに白石かずこ、諏訪優、中上哲夫とともに日本のビート詩人として挙げられています。阿部嘉昭さんが吉増剛造作品を「語りが事象の聯想で、どんどんどんどん連鎖増殖していく」と述べていることに触れて、「新燎原」40号に書かれた吉増先生の作品について「連鎖増殖する形で文字、記号、歴史、+αを可視化する試みなのだなあ、と考えさせられ、そしてこの+αが余剰としての文学性poesyなのかもしれない、などと妄言をメモしました。」と書かれている。その作品については私はまだ拝見できておりませんが、ぜひ入手して拝読させて戴きます。(12日の講演でもこのお話をさせて戴きたく存じます。)
アンケート「今年度の収穫」、岡和田晃さんに、最後の「詩めーる旭川」(旭川詩人クラブ)に掲載の拙作について触れて戴いており、大変恐縮です。誠にありがとうございます。いじめ問題については、存在の根本のところまで、現実にはびこる幻想とともに、もっと掘り下げて参る所存でございます。