詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■ 本日5月17日(火)旭川ケーブルテレビさんにて、お昼12時からの「ポテトにこんにちわ!」に出演させて戴きました。

■ 本日5月17日(火)旭川ケーブルテレビさんにて、お昼12時からの「ポテトにこんにちわ!」に出演させて戴きました。MCは泉百華さんでした。オンエア前に岩見沢のお話などで盛り上がり、大変楽しい時間を過ごさせて戴きました。貴重な機会を戴き、心より感謝申し上げます。

番組名:ポテトにこんにちは!
放送時間:12:00〜12:30(再放送は20:30〜21:00/24:00〜など)
放送チャンネル:ポテト11ch(弊社加入者およそ2万4千世帯が視聴可能)

☆5月14日(土)の小熊秀雄賞贈呈式会場で購入した、小樽の「ジーンズショップ・ロッキ」さん特製!の小熊秀雄Tシャツを着て出演させて戴きました。オーナー平山秀朋さんの記念講演、素晴らしいお話でした。番組の中でもご紹介させて戴きました。

MC泉さんよりご質問戴いたインタビュー内容はだいたい次の項目でした。概要をメモ的に記します。

① 詩に興味を持った経緯について
② 旭川出身で活躍している詩人について
③ これまで出版した詩集と北海道詩人協会賞について
④ 令和3年度旭川市文化奨励賞の受賞について
⑤ 詩誌「フラジャイル」の創刊について
⑥ 詩誌「フラジャイル」第14号の魅力について
⑦ 視聴者へのメッセージ

① 柴田は音楽活動から文学に興味を持ちはじめたこと、例えばボブ・ディランは、ランボーヴェルレーヌに影響を受けたり、ギンズバーグらと交流したり、引き籠って聖書を読んでいた時期もあり、音楽を理解するには、詩の文学を学ばなければならないと思ったこと。旭川大学で、山内亮史先生は尾崎豊中島みゆきを文学、社会学の視点から研究されていた。高野斗志美生の哲学や文章構成法の講義の中でバンド演奏をした。

② 旭川出身で活躍している詩人について
 今年の第55回小熊秀雄賞を受賞された津川エリコさんは旭川東高で佐藤喜一氏から学ばれた。「鷹栖叙事詩」を創ったTOLTAの山田亮太さん(第50回小熊賞受賞者)や旭川の高校に通われた詩人・文芸評論家の岡和田晃さんの全国的な活躍。「フラジャイル」同人の吉田圭佑さん(旭川東高2年のとき第50回有島青少年文芸賞を詩で受賞)とはトークイベントを企画中。

③ これまで出版した柴田の詩集について…黒本』は日曜文芸に入選した作品を中心にまとめたもの。当時若宮明彦先生の選にて、「フラジャイル」同人の天才的な詩人・小篠真琴さんや、13日に逝去された旭川の大切な詩人・佐々木虎力さん(龍谷の先生を長年勤められた)も、日曜文芸に入選していました。『顔』『壁/楯/ドライブ/海岸線』などAmazonで販売されています。第57回道詩人協会賞を戴いた『顔』、読み手によって様々な顔を感じて戴いた。コロナで延期されていた贈呈式が15日(日)に行われ、YouTubeでそのときの朗読の様子を公開していること。
 https://youtu.be/xfqUJHFGZz0

④ 令和3年度旭川市文化奨励賞の受賞について
 11月3日贈呈式の写真。記念講演で、小熊秀雄、今野大力、鈴木政輝など、昨年上演された「旭川歴史市民劇 ザ・ゴールデンエイジ」に登場する伝説的な詩人たちの流れを汲む、旭川の詩の先達が《心の拠り所》を創る、心を大切にする文化を築いてきたことをお話させて戴きました。

⑤ 2017年12月2日、「青芽」の富田正一さんから後継誌を発行するように励まされ創刊。創成メンバーの二宮清隆さん、木暮純さん、山内真名さん…先輩詩人に支えられ、記念イベントには長屋のり子さん、村田譲さんにもご出演戴いたこと。関連のイベント紹介の中で、木田澄子さん、金石稔さんにもご参加戴いた2018年9月のジュンク堂書店旭川店での朗読会のこと。昨年10月24日にはオンライン開催のコトバスラムジャパン北海道大会を主催させて戴いたこと。
 来月6月17日(金)に鷹栖図書室で18時より開催の朗読会『夜のお話し会』のご案内をさせて戴きました。「フラジャイル」同人が自作詩の朗読と、「詩とは何か」というお話を少しずつさせて戴きます。ご興味お持ちの方、ぜひご来場戴けましたら幸いです。

⑥ 「フラジャイル」14号の魅力について
 昨年12月12日に吉増剛造先生を特別講師にお招きした、旭川中央図書館での講演会(小熊秀雄生誕120年記念講演)を収録。文章化できない「旭川」の文化の魅力について、(河原館、星野由美子、塔崎健二、砂澤ビッキ、イクパスイ…)、吉増先生から時空を超えて詩の扉を開くような貴重なお話を戴きました。
 また、旭川出身の写真家・メディアプロデューサーの谷口雅彦さんの写真を表紙に。谷口さんからはエッセイのご寄稿も戴きました。

 ☆6月6~12日の1週間、旭川市内の「ギャラリーカワバタ」さんで開催される谷口雅彦さんの展覧会「まさひこ君と写真家谷口雅彦」展Ⅰのご案内をさせて戴きました。

⑦ 最後にメッセージとして…
 かつて旭川は詩の街として、全国的にも有名でした。「大雪山系詩人連峰」みたいな、山にたとえられていたほどの盛り上がり(笑)でした。今は大変複雑な時代ですが、《心》を大切にする文化の街、詩の街としての誇りを取り戻せるような、若い世代の方たちが、本物の活動をできる、才能を伸ばせるような自由な創作・表現の場を創っていきたいと考えております。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

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