詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■詩誌「晨」第25号

■詩誌「晨」第25号を拝読させて戴きました。誠にありがとうございます。二宮清隆さんがエッセイ「詩とは何か」で、故郷旭川のこと、文芸評論家の高野斗志美先生のことや教え子として柴田の名前を、詩誌「フラジャイル」のことも書いてくれています(写真)。文中に紹介されている徐京植氏の言葉、「時代が変わり、世の中が変わってしまったとしても、この社会に″疎外され傷ついた人々”が存在している以上、詩人の仕事は終わっていない」(『詩の力』)。現代における詩人の仕事、峯尾博子氏「辺境」、原島里枝氏「子守歌」、中尾敏康氏「冬日」、二宮清隆さんの「誰が子らを守るのか」など、今読まれるべき鋭い詩の宝箱のような詩誌。高橋次夫氏の《詩書紹介》は柴田三吉さんの『ティダのしおり』(ジャンクション・ハーヴェスト)、壮大な連詩辺野古」六篇の「沖縄の歴史が抱えてきた苦難と抗いの全容が象徴的に描き込まれている」。「詩人の仕事」は「終わっていない」。

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