詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■詩誌「蒼原」第107号

■詩誌「蒼原」第107号を拝読させて戴きました。誠にありがとうございます。岩見沢は私の故郷です。
 「追悼 根岸安三先生に捧ぐ」、皆様の追悼文から「蒼原」の歴史を学び、根岸安三先生のお人柄を伺うことができました。柴田も20年以上前(「タイムポテンシャル」の頃)、お葉書を戴き、励ましのお言葉を戴いた記憶がございます。
 先日、北海道新聞〈道内文学〉で三角みづ紀さんに紹介されていた松岡真弓さんの詩篇「待つ」、「背筋を伸ばして待ちなさいと」教える存在、私の涙でも私の声でもない、何者かの存在に気づく、委ねる詩の感性、「風の中にこんこんと湧く泉」を発見する一行目から凄い詩篇!!と感動致しておりました。
 山内みゆきさんの「本と映像の日々35」、江原光太さんの『北極の一角獣』(CD付)のことを嬉しく拝読。響文社の詩集です。小樽で勤務していた頃、2003年、江原光太さんの北海道新聞文学賞受賞のパーティに、高橋秀明さんにお声掛け戴き、参加させて戴きました。多くの詩人や出版関係者がKRホテルに集い、祝電が読まれたときの、車椅子の江原光太さんの笑顔を覚えています。あの日の夜はエリック・クラプトンの札幌ドームのコンサートへ行かねばならず、二次会に参加しなかったことを悔やんでいます。

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