詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■鎌田東二先生のサード・アルバム(CD)『絶体絶命』が本日2022年7月17日リリース、おめでとうございます!!

鎌田東二先生のサード・アルバム(CD)『絶体絶命』が本日2022年7月17日リリース、おめでとうございます!!
 全曲の作曲と歌詞とボーカルを鎌田東二先生が担当(13曲目だけはRenato Teixera 「巡礼」のカバー。Elis Reginaで有名な曲)。シンセ、ギター、プログラミングにKOW氏、ドラムは高橋克典氏、12曲目「銀河鉄道の夜」のベースはなんと細野晴臣氏!!という超豪華メンバー。ワールド・ミュージックであり、プログレッシブなオーケストレーションの楽曲群。大川小学校のことを歌った8曲目の鎮魂能舞「北上」に圧倒されました。4曲目には、第三詩集『狂天慟地』からの詩篇「みなさん天気は死にました」の朗読が収録されていて、頭の中で聴いていた未来の記憶の中の朗読に再会できたような、とても不思議な体験です。
 今年5月に発行された最新詩集『絶体絶命』(土曜美術社出版販売)を読みながら聴くと、イメージがさらに深く広がりました。現代の様々な救いのない情況、重荷を背負い、壁に追い込まれた状態においても、問いこそが人類の希望であり、神話的空間への通路であり、それは詩や歌の創作の起点としての核に生じるのではないかと感じました。

 世界はにぎみたま(和魂)に包まれているとは言えぬ 
 世界はあらみたま(荒魂)を発動する 

 そのあたみたまの発動が理不尽に見えるが 
 しかしそれは真に理不尽なものではない 

 あるべくしてある 
 なるべくしてなる 
 おこるべくして おこる 

 だから 
 とどめることはできない 
 止めることはできない 
 発動するほかない 
 現象するほかない 」
 (「なぜこれほどの重荷を背負わねばならないのか?」)

*
~吟遊詩人、北海道を巡る~
哲学者・宗教学者・詩人の鎌田東二先生のイベントをお手伝いさせて戴くこととなりました。9月17日旭川、18日札幌、19日函館です。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
お問合せ : 柴田望 TEL090-3396-6685
メール tao81nozomushibata@gmail.com
~吟遊詩人、北海道を巡る~
講演・朗読・笛吹奏
■9月17日(土)  旭川 時間 13:30~15:00
入場料 500円
会場 :  旭川建設労働者福祉センター
     (愛称 サン・アザレア)ホール
     〒070-0035 北海道旭川市6条通4丁目    
     0166-26-1304
出演 : 酒谷茂靖 他      
司会 : 柴田望
主催 : 詩誌「フラジャイル」
■9月18日(日) 札幌 時間14:00~15:30
入場料 500円
会場 :   札幌市教育文化会館 3階
     〒060-0001 札幌市中央区北1条西13丁目
     011-271-5821
出演 : 髙橋純  渡会やよひ 他   
司会 : 柴田望
主催 : 詩誌「蒐」
■9月19日(月・祝) 函館 時間14:00~15:30
入場料 500円
会場 : サン・リフレ函館
     〒040-0034 函館市大森町2番14号
     0138-23-2556
出演 :  番場早苗 他    
主催 : 詩誌「恒河沙
*
鎌 田 東 二
・哲学者・宗教学者・詩人 筑波大学論文博士 京都造形芸術大学教授、上智大学グリーフケア研究所特任教授を経て、京都大学名誉教授、天理大学客員教授。日本臨床宗教師会会長。神職の資格を持ち、神道ソングライターとして作曲活動も行っている。
・著書『身体の宇宙誌』、詩集『常世の時軸』『狂天慟地』『絶体絶命』など多数

f:id:loureeds:20220717221558j:image
f:id:loureeds:20220717221605j:image
f:id:loureeds:20220717221602j:image
f:id:loureeds:20220717221609j:image