■9月17日(土)、午前中は鎌田東二先生を、三浦綾子記念文学館、見本林から美瑛川、旭川文学資料館へご案内しました。常磐公園、小熊秀雄の詩碑、石狩川の流れをご覧戴きました。
午後からサン・アザレアホールにて、おかげ様にて無事イベントを行うことができました。皆様、誠にありがとうございました。後日詳細レポートと、YouTubeにて動画アップさせて戴きます。鎌田先生の法螺貝、石笛の吹奏、講演と朗読が、旭川の地で行われ、地霊と響き合う、言葉の波動が化学反応を起こしていく眩しい現場に立ち会うことができました。
風樹舎、酒谷茂靖さんの朗読も素晴らしく、人が言葉に向き合う姿勢の美しさに感銘を受けました。詩誌「フラジャイル」同人(冬木美智子さん、山内真名さん、柴田がピアノ演奏)は鎌田先生の詩集『狂天慟地』より、「オルフェウス」を朗読させて戴きました。山尾三省の言葉が引用されている作品です。
今回の講演は、アニミズムの希望・思想を世界へ与えてくれた詩人・山尾先生の妹である小樽の詩人・長屋のり子さんの、ぜひ鎌田東二先生の講演を北海道で!との熱き想いにより実現致しました。まさにいま、世界が非常に困難な状態の中、宗教や哲学が、現実的な人間社会の中でどう培われていくか。私達の暮らしにどう関わっていくべきか、文学や思想の想像力を用いて、考えなければならないとき。北海道吟遊詩人ツアー、次は札幌、9月18日(日)札幌教育文化会館にて14時から。旭川→札幌→9月19日函館へと続きます。