詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■10月29日(土)、北海道立文学館にて特別展「吉本隆明~廃墟からの出立」初日に観覧することができました。

■10月29日(土)、北海道立文学館にて特別展「吉本隆明~廃墟からの出立」初日に観覧することができました。10時より講堂にてオープニングの会(テープカットはしない)にも参加させて戴き、平原一良理事長、髙橋秀明さんのお話も拝聴でき、初期詩篇の時代に吉本隆明のその後の思想の原点があるという視点から「日時計篇」を中心とした圧巻の展示、髙橋秀明さんが「廃墟からの出発」ではなく「出立」にとご提案されたお話など興味深く学ばせて戴きました。恐縮ながら私も前に出て発言となり、北海道横超会で2016年から毎年学ばせて戴いたこと(北川透氏、瀬尾育生氏、加藤典洋氏、村瀬学氏の講演のこと等)、感謝を申し上げました。
 写真の図録が素晴らしく、吉増剛造先生による響文社の高橋哲雄社長のこと、『根源乃手』について嬉しく拝読し、瀬尾育生さんの「占領期の一視点」、村瀬学さんの「フランシス子」、佐藤幹夫さんの「「編集者兼プロデューサー」としての吉本隆明」、川村湊氏による「〈アジア的〉なるもの」、凄い文が満載で、貴重な勉強をさせて戴いております。
 12時30分より同会場にて北海道横超会Ⅱの例会、「ハイ・イメージ論Ⅱ」の「拡張論」について、マルクスの価値形態論における、形態の劇、時間の劇ということについて、ソシュールについてもご指導戴き、このような勉強会は本当に稀有な機会です。北海道横超会Ⅱの皆さんと、文学館の大きな写真(中島博美さん撮影!!)の前で記念撮影ができたことも嬉しく、忘れられない思い出です。心より感謝申し上げます。

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