詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

5周年の詩誌「フラジャイル」  同人・関連イベントの近況報告

■第16号発行に伴い、5周年の詩誌「フラジャイル」 
同人・関連イベントの近況報告を申し上げます。
*
鎌田東二先生の「吟遊詩人北海道を巡る」イベント、9月17日旭川、9月18日札幌、9月19日函館、おかげ様で各会場盛会でした。第16号には札幌会場(教育文化会館)での高橋純先生との対話・ダイアローグを文字起こし掲載させて戴いております。鎌田先生が旭川に来られた際には、三浦綾子記念文学館、見本林、旭川文学資料館等をご案内しました。札幌へ向かう翌日、知里幸恵の文学碑をご案内すると、なんと偶然!!その日が没後100年のイベント開催中でした。
・10月14日、菅原未榮さんのお写真、北海道新聞に大きく、「「グループ韻」終刊」。渡辺拓也記者の記事を拝見しました。紫色の「韻」30号(終刊号)を拝受し、胸いっぱいです。菅原未榮さん、齋藤たえさんの御作品をこれからも読みたいです。
・10月18日、佐波ルイさんが東京ユマニテで『群狼疾走』を朗読。会場には大島龍氏の大迫力のパネル。(第16号に写真を掲載。)
・10月23日、北海道詩人協会「北の詩祭」にて、澄川智史さんが三角みづ紀氏賞を受賞、おめでとうございます!!当日の朗読の模様、動画をご覧いただけます。【動画】https://youtu.be/ny_9f_hS9V8 「遠い日本からの風景」澄川智史
・10月23日、北海道詩人協会のイベントについて、阿部嘉昭さん、三角みづ紀さんをゲスト講師に招いての朗読&トーク、会員による朗読。素晴らしく、盛況でした。若い世代の一般参加もあり、新しい会となりました。協会に所属する「フラジャイル」同人も多数参加。
・10月29日、福士文浩さんが沖縄へ。「美ら島おきなわ文化祭2002 詩(ことば)の祭典」に参加されました。
・11月3日、小誌13号から表紙の写真をご提供戴いております、旭川出身で日本を代表する写真家である谷口雅彦さんが令和4年度の旭川市文化奨励賞を受賞されました。おめでとうございます。
・11月16日、旭川ケーブルテレビ「ポテトにこんにちは」に柴田が出演させて戴きました。(パーソナリティは谷口紗代さん)
・11月23日、北海道立文学館で開催中の「吉本隆明展」の対談講演を拝聴。村瀬学さんの中島公園の鴨の美しい模様が「自己表出」であるというお話、衝撃的でした。瀬尾育生さんのお話は吉本隆明の、キルケゴールのような婚姻破棄の事件について、「転位」とは…「転位のための十篇」の読み方がまったく変わりました。北海道横超会Ⅱ主催の慰労懇親会も忘れられない思い出となりました。
・11月26日、今年度の第55回小熊秀雄賞を受賞され、第56回北海道新聞文学賞を小説「オニ」で受賞された津川エリコさんがアイルランドより来旭され、旭川文学資料館を見学されました。木暮純さんと柴田が案内をしました。
・11月27日、西荻窪・忘日舎にて講座「わたし」たちのことば 台湾と日本、交差する時間」講師は劉靈均氏。このイベントご案内の思潮社ツイッターで[羅毓嘉さんの詩「あなたはまだキーウへ行ったことがない(私も)」は、劉靈均さん訳、岡和田晃さんの解説で詩誌「フラジャイル」15号、2022年9月に掲載されています。]とご紹介戴きました。
・12月4日 ギャラリーOGUMAGでの詩劇「支倉ウリポン&ポエーマンス」ご盛会のご様子、皆様のSNSに注目しています。
・11月22日、木内ゆかさんの詩集『あぁ そうやって私たちは 日ごと夜ごと千年先まで』(銀河書籍)詩集のご出版。おめでとうございます!!
・12月24日 創刊5周年のイベントをジュンク堂書店旭川店のギャラリーで開催します。11月中には旭川市内各地の文化施設や図書館、各社マスコミへもポスター・フライヤーをお配り氏、ご注目戴いております。同会場にて12月22日~26日、「空間詩集」と題し、作品の展示を行います。
・今年、柴田は佐川亜紀理事長様よりお誘いを戴き…二宮清隆さんのご推薦にて、「日本現代詩人会」へ入会させて戴きましたので、上記イベント等の報告を、「詩界ニュース」へ報告させて戴く所存です。
・同人の皆様のご活躍、上記ではまだ把握しきれていないことがあるかもしれません。ご連絡お寄せ戴けましたら幸いです。
・小篠真琴さんの詩集『へいたんな丘に立ち』(文化企画アオサギ)が各誌で絶賛されています。とても嬉しいことです。小篠さんの小説が「ざいん」26号に掲載。11月29日の「室蘭民報」に小篠さんの随筆「ふるさとの恵み」が掲載されています。
 来年は佐々木虎力さんの詩集を編集したいと考えております。今年は皆様のおかげにて、渡辺宗子さんの追悼特集ができました。
 ぎりぎりですが没後20年高野斗志美先生の特集を、岡和田晃さんのおかげで実現できました。本当にありがとうございます。
 2022年も、皆様本当にありがとうございました。大変な一年でしたが、何とか乗り越えることができます。
 2017年12月2日の「フラジャイル」創刊以来、皆様と出会い、活動できたすべての瞬間が宝物です。
 目の前の出来事は現象ですが、『星の王子さま』のキツネが言うように、かけがえのない時間、ぜんぶ幸せだったのです。
 本当にありがとうございます。どうか皆様、良いお年をお迎えください。新年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

f:id:loureeds:20221221053050j:image
f:id:loureeds:20221221053052j:image