■輝かしい年頭にあたり、皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます。本年もよろしくお願いいたします。
小笠原鳥類さんの『歳時記のよろこびペンギン2021~2022』(阿吽塾 2023年1月20日)と、この詩集の「カラスの恐ろしい思い出(詩は怪奇小説だ!)」に登場する現代詩文庫31「入沢康夫詩集」P12の「鴉」という詩篇が今年最初の読書であります。「月日が経ってよくわからなくなったような風刺の言葉には変な(あの世から響く笑いのような)力があるようだ。」(「カラスの恐ろしい思い出(詩は怪奇小説だ!)」)という指摘は未来人の視点を含んでいると感じました。尖塔の上に異端の血が漂着する。うちの近所でもカラスは会議や裁判を行っています。「語ることはできず、歌うよりほか仕方ない」ような鳴き声で。永遠の恐怖の奇妙な安らぎ。心より感謝申し上げます。


