詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■『メディアあさひかわ』10月号に、~旭川の詩誌「フラジャイル」第18号が発行・「北海道文学」を考える貴重な”新発見も”~

■『メディアあさひかわ』10月号に、~旭川の詩誌「フラジャイル」第18号が発行・「北海道文学」を考える貴重な”新発見も”~、大きく掲載戴いております。誠にありがとうございます。
 向井豊昭の最古の詩篇「花火」の翻刻掲載と岡和田晃氏の「現代北海道文学研究(7)向井豊昭の新発見詩篇結核療養所でのサークル運動、詩のゲスト寄稿(福田拓也氏、二条千河氏、クノタカヒロ氏、吉成秀夫氏、ソマイア・ラミシュ氏)、阿部嘉昭氏による「錯綜のゆたかさ——井上春生『眩暈 VERTIGO』について」、細田傳造氏の講演録「高﨑現代詩の会「現代詩ゼミ」の為の前書Advertisement for Myself 2023」のこと、那須敦志さんの戯曲「語り版 白きうさぎ雪の山から出でて来て~歌人、齋藤史とその時代~」連載、同人作品についてもご紹介戴いております。鳥谷部記者のご尽力です。心より感謝申し上げます。

詩誌「フラジャイル」第18号
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🌈日頃より詩誌「フラジャイル」の活動へのご理解、ご支援を賜り、心より感謝申し上げます。おかげ様にて第18号(9月10日発行)が完成致しました!
☆今回は600部発行。謹呈分は9月2日に発送致しました。皆様どうぞ宜しくお願い申し上げます。
​📗表紙の写真は谷口雅彦氏の作品(写真集『日々の旅1993-2002』より ©谷口雅彦写真アーカイブ室)です。

~ 向井豊昭の初期詩篇を発掘掲載!! ~ 
■1960年代のアイヌの教育向上運動に深く関わり、鳩沢佐美夫ほかキーパースンとの交流もあった小説家・向井豊昭(1933-2008)。戦後文学の「ヤマト中心主義」的常識を書き換える強度と前衛性を含んだその創作は、『向井豊昭傑作集 飛ぶくしゃみ』(未來社)、『骨踊り 向井豊昭小説選』(幻戯書房)等、近年の作品集でも確認できます。向井は下北半島にルーツを持ち、小学校教員として道南の日高地方に赴任する前、青森の結核療養所・臨浦園内のサークルで現代詩を創作していました。その当時の詩作品のうち、最古の仕事がこのたび発見され、「フラジャイル」18号に翻刻(P89「花火」)。その評釈を含むP90「現代北海道文学研究(7)」(岡和田晃氏)は、「北海道文学」と「青森文学」を架橋するポイントを論じつつ、近年の文学研究において無視できない存在感を誇るサークル運動に北方性という新たな1ページを加える、またとない端緒となるものです。

■詩のゲストに詩人・文芸評論家の福田拓也氏(P2「無限歌4」)、詩人の二条千河氏(P5「苗」)、8月5日に俊カフェで行われたKOTOBA Slam Japan北海道大会優勝者クノタカヒロ氏(P8「やってきたぜ」)、書肆吉成店主・吉成秀夫氏(P10「蟬と不死」)を迎え、ご寄稿を戴きました

■特別寄稿
阿部嘉昭氏による映画論「錯綜のゆたかさ——井上春生『眩暈 VERTIGO』について」(P12)、
細田傳造氏の講演録「高﨑現代詩の会「現代詩ゼミ」の為の前書Advertisement for Myself 2023」(P16)。

アフガニスタンと日本にとって特別な日付である8月15日、書籍『NO JAIL CAN CONFINE YOUR POEM 詩の檻はない~アフガニスタンにおける検閲と芸術の弾圧に対する詩的抗議』が発行されました(発行:ソマイア・ラミシュ Somaia Ramish 編集:柴田望)。1月15日にタリバン暫定政権によりアフガニスタンで発令された「詩作禁止令」に抗い、世界の詩人たちへ発したソマイア・ラミシュさんのメッセージへの応答として寄せられた、日本と世界の詩人たちの作品を収めた詩集です。発行の経緯のレポートを「ウエッブ・アフガン」編集長・野口壽一さんが寄稿(P72 「ロッテルダムから旭川へ、そして世界へ」)。

■ソマイア・ラミシュ Somaia Ramishさんの詩篇「(粘土と穂軸の香る)」、原詩と翻訳(P68 訳:木暮純さん)を収録✨

那須敦志さん(旭川歴史市民劇総合プロデューサー)による戯曲「語り版 白きうさぎ雪の山から出でて来て~歌人、齋藤とその時代~」の連載がスタート!(P76) 歌人・齋藤史の物語です。

■漫画家・日野あかねさんのイラスト、『詩人小熊秀雄物語』や旭川文学資料館での展示の紹介ページ(P74)。

■ゲスト寄稿:世界的にも大変珍しい楽器RAV Vast(ラヴァスト)奏者のSAYO氏が音楽へ向き合う想いを真摯に語る〈「癒し」「感動」「コミュニケーション」〉(P79)。

■各同人の作品がとても充実しています。同人近況も掲載。お楽しみください。

・詩誌「フラジャイル」第18号は旭川市内書店(ジュンク堂書店旭川店・こども冨貴堂・コーチャンフォー旭川店)、札幌の書肆吉成本店、小樽の詩の書店「がたんごとん」にて取り扱い戴きます。 
※9月上旬頃より販売開始致します。謹呈版及び書店販売版の頒価は600円(税込)です。Amazon・オンデマンド版は1,364円(税込)です。売上はすべて団体活動経費とさせて戴きます。
 
Amazon版は9月18日発行。URLはこちらです(ただいま予約受付中📖)
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詩誌「フラジャイル」第18号 目次 2023年9月

 2 (ゲスト) 無限歌4  福田拓也
 5 (ゲスト) 苗  二条千河
 8 (ゲスト) やってきたぜ札幌  クノタカヒロ 
10 (ゲスト) 蝉と不死  吉成秀夫
12 (ゲスト) 錯綜のゆたかさ ——井上春生『眩暈 VERTIGO』について
         阿部嘉昭
16 (ゲスト) 高﨑現代詩の会「現代詩ゼミ」の為の前書 Advertisement for Myself 2023
         細田傳造
23 イコロの森  星まゆみ
26 アメノウマ  木内ゆか
28 雲の痣  川嶋侑希 
30 あかいきれはし ― 育ての母に ―  中筋智絵
32 夜啼鳥  冬木美智子 
34 蜜吹くところ  福田知子 
36 あるトナカイの話  鷲谷みどり
38 眺望  金井裕美子                 
40 そのバスは  松本莉鼓 
42 いのちの泉  荻野久子 
44 本と映像の日々41  山内真名
46 山師は疾し 2 騙りチョビ髭  菅原未榮
48 ヤムニョムチキンにはまだ早い  鵜野しのぶ
50 終わりなき帰郷  福士文浩
52 東部恵比須山  小篠真琴
54 街壱百景_ヨイトマケ  清水俊司
56 テラコッタ色の  二宮清隆
58 フリーダ・カーロの眉はつながっている  ―『猿のいる自画像』妄想する  
   佐波ルイ
60 標的とされた希望 ゾラの復活を願う  高細玄一
62 血の涙  木暮純
64 夜やどり  澄川智史
66 風景  柴田望
67 (ゲスト) ブーケ(春の陽気にむき出しになるもの)  土師一樹
68 (ゲスト) (雨上がりの)  ソマイア・ラミシュ
69 NO JAIL CAN CONFINE YOUR POEM 詩の檻はない
   ~アフガニスタンにおける検閲と芸術の弾圧に対する詩的抗議  柴田望
72 (ゲスト) ロッテルダムから旭川へ、そして世界へ
   野口壽一(『ウエッブ・アフガン』編集発行人)
74 (ゲスト) 漫画家・日野あかね ミニギャラリー、漫画詩人小熊秀雄物語
76 「語り版 白きうさぎ雪の山から出でて来て~歌人、齋藤史とその時代~」
   構成・脚色 那須敦志
79 (ゲスト) 「癒し」「感動」「コミュニケーション」  SAYO(RAV Vast奏者)
84 旭川ケーブルテレビ・ポテトにこんにちは
   二〇二三年二月二十二日放送 ゲスト:吉田圭佑(詩人) MC:谷口紗代
89 花火  向井豊昭
90 現代北海道文学研究(7)
   向井豊昭の新発見詩篇結核療養所でのサークル運動  岡和田晃
94 『司野道輔—戦時後期派作家、第一号』石川郁夫著を読む  冬木美智子
95 菅原未榮詩集 『櫻橋』  柴田望
96 レポート・コトバスラムジャパン 2023 北海道大会!

97ー98 近況報告  99 受贈図書(御礼)  100 編集後記

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