■10月26日(土)、北海道で初めての「第41回小熊秀雄・長長忌」(主催・小熊秀雄協会)、小熊秀雄生誕の地小樽で開催。忘れられない一日となりました。ご来場戴いた皆様へ心より感謝申し上げます。
歴史ある小樽の文化発信拠点「裏小樽モンパルナス」にて開催。佐相憲一さん(小熊秀雄協会代表)のご挨拶でスタート。協力団体代表として平山秀朋さん(裏小樽モンパルナスプロジェクト実行委員長/心の城綜合芸術工場事務局長)、小林俊史さん(池袋モンパルナス回遊美術館実行委員長)、橋爪弘敬さん(小熊秀雄賞市民実行委員会会長)のご挨拶。
第一部、市立小樽文学館亀井志乃館長によるご講演「小熊秀雄と小樽文学館のご縁」では、スティーブ・ジョブズの名前と共に小熊秀雄が温かいまなざしで論じられ、平山秀朋さんのお話はお父様が制作されたラジオドキュメンタリー紹介と、その音源テープに導かれた奇跡の軌跡。心躍る「小熊をめぐる冒険」。
第二部は4人組ユニット「ザ★ホリデーズ」による小熊秀雄の詩「約束しないのに」をオリジナル曲でラストまで圧巻のパフォーマンス。那須敦志さんは劇団河の女優、故星野由美子さんの朗読動画上映(「蹄鉄屋の歌」、「白樺の樹の幹を巡った頃」)。生朗読では皆さんが小熊秀雄への想いを語りつつ、若宮明彦さんによる「ヴォルガ河のために」、柴田望が「しゃべり捲れ」、佐相憲一さんが「馬車の出発の歌」を朗読。
最後に来場者交流ということでマイク回し。丁章さん、高細玄一さんもスピーチ。旭川から10周年記念誌が発行されたまちなかぶんか小屋の有村幸盛さんもご参加。平山さんによると、なんと裏小樽モンパルナスは旭川の《まちなかぶんか小屋》をモデルにしているとのこと。どうりでなぜか懐かしい気持ちが致しておりました。まちなかぶんか小屋も裏小樽モンパルナスも地域の文化が世界に繋がる大切な発信拠点。小樽、札幌、旭川、砂川、神奈川、東京、東大阪…全国各地から小熊秀雄を愛する皆さんが集った笑顔溢れる忘れられない一日となりました。同会場で行われた懇親会も温かく。ジーンズショップ・ロッキさんオリジナルの小熊秀雄Tシャツ、手拭いもかなり売れたようです。北海道新聞、毎日新聞、読売新聞の記者さんが取材に駆け付けてくださいました。皆様本当にありがとうございました!!