■村岡由梨さんの詩集『一本足の少女』(七月堂)、散文的に綴られているのに長さを感じさせない、題材の焦点となる核の深さへ導く詩行の密度。「私」という語り手の視点から解放させない、存在の根源へ向き合う誠実さを詩の言葉に託し、たった一人の痛みではない、いまの世界の痛みを表出させている。
■村岡由梨さんの詩集『一本足の少女』(七月堂)、散文的に綴られているのに長さを感じさせない、題材の焦点となる核の深さへ導く詩行の密度。「私」という語り手の視点から解放させない、存在の根源へ向き合う誠実さを詩の言葉に託し、たった一人の痛みではない、いまの世界の痛みを表出させている。