高細玄一さんの第三詩集『87歳のかわいい探偵は88歳になりました』(しろねこ社)。第一、第二詩集で研ぎ澄まされた詩形が、血の通った会話や行動の瞬間を捉える。探偵の息子さんが探偵の眼差しを獲得し、人間を書く。不肖でも、みっともなくても素晴らしい。命の触れ合う手ごたえの発動を詩形は掬う。
高細玄一さんの第三詩集『87歳のかわいい探偵は88歳になりました』(しろねこ社)。第一、第二詩集で研ぎ澄まされた詩形が、血の通った会話や行動の瞬間を捉える。探偵の息子さんが探偵の眼差しを獲得し、人間を書く。不肖でも、みっともなくても素晴らしい。命の触れ合う手ごたえの発動を詩形は掬う。