▪️本日(9月13日)17時より赤れんが庁舎ガーデンにて、張文經さんと故永しほるさんの詩のワークショップに参加させて戴きました。雨天でしたが満員のテントが会場。だんだん雨は激しく空は暗くなり、ランプの光が綺麗でした。
前半は「9月」をテーマに箱から「詩のたね」をランダムに引き、載っている言葉を使って詩を作成。普段詩を書かない方も多く参加され、張先生、故永先生の指導のもと、参加された皆さんがそれぞれに個性的な秋の詩が発表されました。私は《井戸に針を落としに行った》を引き、写真の一篇を書き朗読。針は雨、傘、蜻蛉、戦闘機、銃弾、針葉樹林…。
後半は講師お二人の自作詩朗読と、詩作&感想バトル。最初に数字が振られた二行ずつがランダムに定められ(ここでも偶然性)、それをもとにお互いが詩作。二人の詩人が選ぶ言葉とその並びの感触、リズムの身体性の違いを味わいました。
生と死の淡い、異界に誘われるような張文經さんの自作詩には、部屋の木目が「いない人」の肌のように、ぼくを見逃さなかった…という恐ろしい詩行があり、肌に視覚が与えられました。
故永さんの詩の、型紙がドレスを仕立てる、という詩句に、ちょうど雨にあたっている私たちの円錐のテントが型紙で、ついに雨の形に水の着物が仕上がる幻視に誘われ、天候とはもはやファッションであり、カクテルドレスという言葉を想起しつつ、彫刻に恋した神話的(ピグマリオン)効果にも注視しました。
大学生や若い詩人の参加も多く、新鮮な詩と朗読に触れ、大雨降りの円錐のテントという不思議な状況の中、言葉の力と向き合う芸術、皆さんの詩に耳を傾け、真剣に遊び学べた貴重な経験でした。突然の参加ですみません。ありがとうございました。



