さらに部屋を片付けているとギンズバーグの『HOWL』(City Lights Pocket Poets, No. 4)が出てきました。20年前、旭川の豊岡にあった宮脇書店で1,000円で買った輸入洋書です。先日よこやま書店さんにて購入した中上哲夫氏の『ジャズ・エイジ』とまったく同じサイズです。
手にとって、「ディランもジム・モリソンも、ルー・リードもこれを読んだのだ!」(私の心の声)と興奮したのを覚えています。パティ・スミスがギンズバーグを追悼し、1997年のアルバム『Peace and Noise』の4曲目(「SPELL」)で「Footnote to Howl」を朗読しています。
「彼らは円く席をとって、カーロが気狂いじみた自作の啓示詩を読みあげるのを、きまり悪げににやにやしながら聞いていた。ぼくは椅子の中にどっかり坐りこんで、したり顔をしていた。『ああ、デンヴァーの小鳥たちよ』と、カーロは叫んだ。」(J・ケルアック『路上』 福田実訳)
「渋谷や新宿のジャズ喫茶を漂流し/夜は安酒屋や立ち飲み屋で苦い酒を呷っていたわたしは/詩人になるしかなかったのだ/ギンズバーグという毒入りハンバーグを齧ったので/ビートニクになるしかなかったのだと」(中上哲夫「序詩」『ジャズ・エイジ』)



