もし吉本隆明が生きていたら、いまのイランの状況をどう見て、何を語ったでしょうか。
戦争とは「国と国とが戦いの状態に入って、両方の国の、あるいは複数の国の民衆は兵士となって戦いの先頭に立つ」ことであることに対し、平和とは「一人一人がちがっていること」だと吉本隆明は言いました。
「一人一人ちがう状態で自分が「平和だ」というふうに考えられる状態を自分がつくれれば、それは平和ということを意味するんだというふうに、僕は思います」(『戦争と平和』)
「戦争」を引き起こすのも「平和」をもたらすのも同じ権力ならば、私たちは権力の包囲を思想的には破ることができない。
北海道には吉本隆明を学ぶ「北海道横超会Ⅱ」という会があります。吉本氏の忌月である3月に「横超忌」を開催。これまで北川透氏、加藤典洋氏、瀬尾育生氏、村瀬学氏、三浦雅士氏を北海道へお招きし、貴重なご講演を戴きました。
今年は3月22日(日)、詩人・評論家の添田馨氏の講演会を開催します。
2026北海道横超忌
添田馨講演会
「戦争の死者」と護憲――吉本隆明、加藤典洋の憲法論を受けて
2026年3月22日 午後1時30分~
北海道立文学館講堂
主催:北海道横超会Ⅱ
「わが国の憲法が、膨大な数の死者を生んだ戦争災害の傷口をガーゼで覆うように与えられた〈異神の衣〉であったのもまた、打ち消しようのない事実なのだ。そうであるならば、ここを唯一の足場とするすべての思想を、私は”護憲”の名で呼びたい。」
(添田馨『ゆきつく果ての護憲』(言視舎))
2016年に北川透氏の講演会を聴講して以来、北海道横超会Ⅱで講演録などを作成してきた私の視点から申し上げますが、本会は政治集会などではなく、詩と思想を学べる貴重な会です。多くの出会いがありました。北海道立文学館の「特別展「歿後10年 吉本隆明――廃墟からの出立」を企画された詩人の高橋秀明さんたちが中心メンバーです。
北海道内のみならず道外の尊敬する詩人の方々にも、北海道横超忌でお会いでき、私はこの10年で人生が大きく変わりました。戦後の思想を学び、詩を書いたり学んでいる若い世代の方たちにも、ぜひご参加戴けましたら幸いです。
北海道の詩人の皆様、告知拡散のご協力を、どうぞ宜しくお願い致します。
2026年 北海道横超忌
吉本隆明~その遥かなる射程を追って~
講師 添田馨
「戦争の死者」と護憲 ― 吉本隆明、加藤典洋の憲法論を受けて
・日時 2026年3月22日(日)
開場13時00分 講演13時30分~16時15分
・会場 道立文学館講堂
札幌市中央区中島公園1-4 ℡ 011-511-7655
・参加費 2,000円
主催 北海道横超会Ⅱ
協力 公益財団法人北海道文学館
事務局(予約受付)
近藤彰 090-7057-3156
kon2@oregano.ocn.ne.jp
盛昭史 090-7059-3551
yomori552018@outlook.jp






