「イリプスⅢrd」15号に劉燕子さんの訳による「六四」の詩三篇(孟浪編『六四詩選』より)、崔衛平「子と母の対話」は1989年6月1日国際児童記念日の場面だろうか。也斯「静物」のハンガーストライキ、武装警官を説得する人…劉暁波の姿が重なる。「誓いと慟哭」(島子「春の断面」)の日々の証明。
林美脉子さんの詩「無打の旗」は現在進行形の世界の危機、「夥しい死の小旗」の無言、奪われたはずの死者の声の響き、非場の彼方で言葉になる前の「無」に震撼する。プリーモ・レーヴィの一行「死者が自分の死を報告するためにいまだ戻ってきたためしはない」に揺さぶられる。
