詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

5月27日、旭川ケーブルテレビ「ポテトにこんにちは」に出演。詩誌「フラジャイル」26号のこと、7月11日尹東柱のイベント、 8月9日KSJ北海道大会、三浦綾子記念文学館声つむぎコンテストのことなどお話させて戴きました。

5月27日、旭川ケーブルテレビ「ポテトにこんにちは」に出演し、詩誌「フラジャイル」26号のこと、7月11日尹東柱のイベント、
8月9日KSJ北海道大会、三浦綾子記念文学館声つむぎコンテストのことなどお話させて戴きました。SAYOさん、ありがとうございました。
再放送と後日YouTube配信もあります。

今から80年前の1946年に創刊された詩の雑誌「青芽」(富田正一主宰)の後継誌として、2017年12月に創刊した旭川の詩誌「フラジャイル」。創刊から9年が経ちます。26号はなんと120ページ!詩だけではなく、漫画、戯曲、評論、書評や対談記事など、多彩な作品を収めています。
 
詩誌「フラジャイル」第26号

【詩のゲスト】
26号には3人の詩のゲストをお招きしています。巻頭に長田典子さんの「とんぼ」、房内はるみさんの「サイクル」、細田傳造さんの「東洋の構造」を特別に掲載させて戴きました。長田典子さんは昨年、詩集『錨氷』を旭川の出版社ミツイパブリッシングから出版されました。
思潮社の「現代詩手帖」5月号に長田典子さんの詩(「志郎康さんのアマリリス 2017年、志郎康さんは猛烈に詩を書いていた。これはその頃のお話。」)が掲載されています。

【特集対談】
小説家の澤田展人さんによる花崎皋平さんとのインタビュー「歩くことで考える」を掲載。思想家の花崎さんは詩集『アイヌモシリの風に吹かれて』で43回小熊秀雄賞を受賞され、詩人としても高く評価されています。民衆や先住民族の生活に根ざした思想を展開されたこれまでの歩みをお話されています。

【海外詩】
北海道・旭川にもゆかりのある文芸評論家の岡和田晃さんが、現在は海外で活躍されているのですが、ブエノスアイレス生まれの詩人・小説家のポール・ブラヴォさんの作品「神聖なる無知」を岡和田さんがスペイン語から翻訳し、解説を書かれています。
偉大な哲学者であり詩人であるウーゴ・ムヒカさんの教えを受けたポール・ブラヴォさんの四冊目の詩集の冒頭に収められた作品(「神聖なる無知」)です。
本号には岡和田晃さんがスペイン語と英語で書かれた詩(「The End of the Song」)も掲載。

また、インド出身の詩人で現在はブラジルに在住しているシェリー・ボイルさんの詩を収録。シェリー・ボイルさんは3年前、アンソロジー詩集『詩の檻はない』に参加してくれました。ガザ地区での戦闘により犠牲となった子どもたちへ想いを寄せる詩「私たちの子どもたち」を掲載。

【収録作】
難波真実さんの詩「アノ日、空ノ下デ君ハ何ヲ想フ」をはじめ、30篇以上の作品を収めています。詩だけではなく、以前「ポテトにこんにち」に出演された日野あかねさんの漫画「虹の橋の住人」、那須敦志さんの戯曲「掌の劇場『記憶の地層4』」を収録。
那須敦志さんの連続歴史講座Ⅴ「もっと知りたい!旭川」のご案内も掲載。まちなかぶんか小屋で開催されています。

【詩集刊行のお知らせ】
「フラジャイル」同人の詩集の紹介も掲載しております。小篠真琴さんの詩集『朝焼けのまちをゆく』。こちらは文化企画アオサギさんから発行されており、道南の自然の景観や日常の生活における人の温かさが伝わってくる一冊です。

フラジャイルレーベルより長崎の詩人森耕さんの詩集『「大耳」の「夕べ」』を6月20日発行。北部九州の芸術運動「大耳ネットワーク」の活動を80年代から約40年間、内側から見つめてきた詩人森耕さんによる記録文学のような詩文集。歴史的価値のある一冊。

【拓地詩会について】
「フラジャイル」同人の中筋智絵さんが中心メンバーとなってスタートした拓地詩会についてのご案内も掲載しています。匿名で詩を出し合い参加者が批評し合う、本気の合評会で、2月からスタートしています。詩の新たな地平を切り拓く有望な会です。

【声つむぎ詩作コンテスト】
三浦綾子記念文学館の「声つむぎ詩作コンテスト」の募集要項を掲載。三浦文学を通じて、人の声で物語を紡ぐことの魅力に触れて戴くことを目的に開催されます。代表作『氷点』の世界を表現した三連の短い詩を募集します。
日本語と韓国語の二つの言語の部門で4月25日から応募がはじまっており、8月23日まで受け付けしております。9月1日にYouTubeで結果配信、9月12日に美瑛町の新星館(上川郡美瑛町新星丘)で表彰式が開催されます。
最優秀賞作品には盾が贈られ、来年開催される「声つむぎ音楽コンテスト」の作曲部門の課題歌詞に採用されます。10月発行の詩誌「フラジャイル」27号に入選作を掲載致します。日本語部門は柴田も審査員として参加させて戴きます。
応募用紙は三浦綾子記念文学館HPからダウンロードできます(詩誌「フラジャイル」26号にも応募用紙を掲載)。ぜひご応募ください。

【尹東柱とわたしたち】
7月11日(土)、三浦綾子記念文学館にて朗読イベント「尹東柱とわたしたち」を和寧文化社と詩誌「フラジャイル」の共催で開催します。尹東柱はいまやKーPOPのアーティストも詩を歌っている、世界的に有名な詩人です。
尹東柱は満州出身の朝鮮人として生まれ、日本の立教大学と同志社大学に留学したのですが、戦時中の日本の福岡刑務所の獄中で27歳で亡くなりました。暗い時代の孤独な魂に訴えかける美しい詩集を残しています。
在日無国籍サラムの詩人丁章さんによる尹東柱についての講演と動画の上映、詩誌「フラジャイル」の詩人による朗読、セシリアぬえさんの歌とピアノ演奏で尹東柱の詩の世界をお届けします。ぜひご参加ください。

【KSJ北海道大会】
8月9日(日)、コトバスラムジャパン北海道大会を開催します。KOTOBA Slam Japanコトバスラムジャパンはポエトリーリーディングなど言葉を用いたステージ表現・パフォーマンスを競い合う日本最大級の大会です。
全国各地で開催される予選の勝者がトーナメントを戦い、優勝者は世界大会への出場権を手にします。昨年同様、札幌の俊カフェ(谷川俊太郎氏公認カフェ)にて開催します。12人の詩人が大会に参加、3分間の中で自作の詩を朗読し、審査員による採点評価を行います。毎年全国全道からも参加され、大変盛り上がっております。エントリー受付中です。ぜひご参加戴けましたら幸いです。コトバスラムジャパンのホームページ、SNSのXで随時情報発信されています。ぜひご注目ください。

【北の聲アート賞】
昨年の「北の聲アート賞」(主幹:サッポロ・アートラボ)文学部門の審査員特別賞を受賞された詩人の高橋秀明さんのコメント、札幌市豊平館で開催された授賞式の様子、授賞式でお話戴いた高橋純先生(フランス文学・小樽商科大学名誉教授)によるご祝辞なども掲載しております。

【表紙について】
ご反響を戴いております。雑誌の表紙は世相を反映しますことと、現実的に色んなものが値上がりすると本を作れないものですから、国民の創造性を表現する営みである芸術活動、そして公共の福祉が継続して守られる社会の実現を願っています。

【お取り扱い店舗】
詩誌「フラジャイル」第26号はこども冨貴堂、ジュンク堂書店旭川店、コーチャンフォー旭川店で取り扱い戴いております。Amazon、楽天ブックスでもお求め戴けます。札幌の書肆吉成さん、小樽のがたんごとんさんでもお取り扱い戴いております。

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