詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

那須敦志さんによる「旭川歴史市民劇 旭川青春グラフィティ ザ・ゴールデンエイジ ーコロナ禍中の住民劇全記録ー」(中西出版・A5版 267ページ・税込み1,980円)が発行されました!

■本日7月31日、那須敦志さんによる「旭川歴史市民劇 旭川青春グラフィティ ザ・ゴールデンエイジ ーコロナ禍中の住民劇全記録ー」(中西出版・A5版 267ページ・税込み1,980円)が発行されました! 本日より全道の書店やAmazon.co.jphttps://amzn.to/3ygw4EQ
でも販売されるとのことです。
 30年振りの旭川市民劇復活と感動の軌跡。コロナ禍という困難な状況の中、市を挙げて多くの方たちの熱意、尽力により、実現。大正から昭和初期にかけての旭川の歴史を次の世代へつなぐ偉業が、ここに刻まれています。
 私たちが暮らす旭川の地に、かつて何が起きていたのか。街の様子はどうであったか。どのような人たちが熱き想いを胸に活躍したのか…。旭川歴史市民劇、3月6・7日、旭川文化会館市民ホールでの本公演では、詩誌「フラジャイル」より木暮純さんが今野大力役、柴田は鈴木政輝役で出演させて戴きました。
 畏れ多くも、柴田は本文3ページに序文(「詩のマチ、演劇のマチ、文化のマチ旭川をコロナから取り戻す。」)を寄稿させて戴いており、弱輩者ですのに、大変恐縮致しております。高野斗志美先生が1968年の「北方文芸」創刊号で、小熊秀雄詩碑の意義について、「その作品世界へと足を踏みいれていく出発点」と論じており、今回、旭川歴史市民劇がまさにゴールデンエイジという「その時代へ足を踏みいれていく出発点」を、顕現させることに成功され、新しい文化をこの旭川に育まれました、その偉業への感謝を書かせて戴きました。
 川谷孝司プロデューサーが書かれている(「作りたいという思い」を「形」にする)、高田学さんが座談会で語られている「次の世代に演劇という文化をつなげていく」「演劇でなくてもいいんですけど、今回の取り組みをきっかけに、なにか始めようとしてくれれば、種を蒔いたことの意味があったと思います。」、その《なにか》へ確実に繋がれていく、困難な時代に実現された歴史的な第一歩とも言える大きな動きに関わらせて戴きましたこと、皆様とご一緒させて戴いた奇蹟のような時間のすべてに、心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

f:id:loureeds:20210731215829j:image

f:id:loureeds:20210731215854j:image
f:id:loureeds:20210731215850j:image
f:id:loureeds:20210731215858j:image