詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

まちなかぶんか小屋 映画部会 発 隣までの距離(ディスタンス)—他者と共に住まう—Vol.3 「TOKYOアイヌ」上映会

■9月5日(日) 《みなさまの協力により、換気設備が整いましたので》再開決定!「TOKYOアイヌ上映会」まちなかぶんか小屋

 映画部会様よりお葉書を戴きました。昨年3月に上演予定だった「TOKYOアイヌ」の自主上映会が、9月5日(日)についに実現します。いずれかの時間帯にて、観に伺いたいと思います。
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https://bit.ly/3jyXWO7

『「TOKYOアイヌ」上映会を開催いたします。』
こんにちは。まちなかぶんか小屋 映画部会です。
昨年の3月に上映予定だった「TOKYOアイヌ」の自主上映会ですが、
長らく延期の措置をとっておりました。
しかしながら、みなさまのご協力により
会場であるまちなかぶんか小屋に換気設備が整いましたので
来る9月5日(日)に、上映会を再開いたします。
▽詳細――――――――――――――――――――――
まちなかぶんか小屋 映画部会 発
隣までの距離(ディスタンス)—他者と共に住まう—Vol.3
「TOKYOアイヌ」上映会

■日時:9月5日(日)
■上映スケジュール:①10:00~②14:00~③19:00~
※各回15席限定
開場は、上映時間の30分前となります
■会場:まちなかぶんか小屋(旭川市7条通7丁目右10号)

■チケットのご購入は
まちなかぶんか小屋/ジュンク堂書店 旭川店/こども冨貴堂 にて

■チケットの予約・お問い合わせは
まちなかぶんか小屋(0166-23-2801) まで

◎新型コロナウィルス対策のため定員30名の半数15席で実施いたします
◎来場時はマスクの着用をお願いいたします

■「TOKYOアイヌ」内容
五千人とも一万人ともいわれる首都圏に暮らすアイヌたち。その中で声を上げる人たちはまだ僅かであり、多くの首都圏在住者は身近に暮らす彼らの存在を知らない。
未だ日本社会を覆うアイヌに対する無知、無関心。なぜアイヌ民族の姿を真正面から描いた映画が存在しないのか?
この映画は、自分の眼の黒いうちにアイヌの映画を作って欲しいと願うアイヌのフチ(アイヌ語でお婆さんの尊称)、古布絵作家・宇梶静江さんの訴えから始まった。
当初、アイヌ文化伝承施設を独力で建設していた浦河町から関東圏に移り住んだ浦河治造エカシ(長老)を描く予定で始まった映画撮影であったが、2008年国連総会での「先住民族の権利に関する宣言」の採択を受け、時代の流れを感じ取った森谷博監督と映画製作委員会は、テーマを拡げ、首都圏アイヌ・コミュニティの歴史と現在の活動を描くことまで射程に捉えるようになる。そうして決まったタイトルは『TOKYOアイヌ』。
その後日本政府はアイヌ民族を日本の先住民族として認め、アイヌ民族政策立案へ向けて初めて動き出す。そんな歴史のおおきなうねりの中で、この作品は完成した。
カメラは、同時代を生きながらも黙殺され続けてきた隣人たちの言葉を記録する。私たちはこの映画に耳を澄ますことによって、隣人でありながら私たちの目には映っていなかった一群の人々の存在に気づくだろう。それは私たちに、私たち自身や社会の在り方を問い直すことを迫るものでもある。
アイデンティティとは、文化とは、コミュニティーとは、自然とは、そして、生きるとは…。
監督・撮影・編集 森谷博 
2010年/カラー/16:9/114分

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