詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■「COALSACK」(石炭袋)100号 2019年12月1日 

■「COALSACK」(石炭袋)100号 2019年12月1日 
最新号、記念すべき100号の詩誌評(植松晃一氏「分断と孤立を越えて結び合う」)に、なんと!北海道旭川の詩誌「フラジャイル」第6号をとりあげて戴き、同人・伊藤菜乃香さんの詩作品「祈り」、同じく澤井浩さんの「魂の音」の熱き評を戴いております。感動致しております。誠にありがとうございます!!
 
 「絶望的だとしても、まだ絶望はしていないと信じたい。」伊藤菜乃香さんの作品ほとんど全文を引用ご紹介戴いております。また、澤井浩さんの「魂の音」について、「関係性」に焦点を当てているという指摘を戴きました。「詩人でもあった哲学者シモーヌ・ヴェイユは「音楽はどの音符にも存在しない。関係のうちに存在する」と書いた。関係性が人の心を動かすのだと。」「過大評価も過小評価もせず、人間の重さを正確に測り、宇宙の中に位置付けることができたら、世界の不協和音にも変化が生じるだろうか」…ああ、嬉しくて。澤井くんに手紙を書きます。電話します。菜乃香さんにも、すぐに本を送ってしまった(^^)。詩誌の活動を通じて拓かれた関係性が、あります。
 
 弱さからの出発。「弱さ」は「強さ」の欠如ではない。「弱さ」のもつ新しい意味を探る。まさに「フラジャイル」の真に届く二つの作品をご紹介戴きました。心より感謝申し上げます。

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