詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■本日2021年3月8日(月)の北海道新聞夕刊(道内文学・三角みづ紀氏)にて、詩誌「フラジャイル」(旭川)創刊10号記念出版・二宮清隆さんの詩集『海へ』

■本日2021年3月8日(月)の北海道新聞夕刊(道内文学・三角みづ紀氏)にて、詩誌「フラジャイル」(旭川)創刊10号記念出版・二宮清隆さんの詩集『海へ』、書影とともに大きくご紹介を戴いております。とても嬉しく、言葉にはできないほどです。心より感謝申し上げます。

 「生活の言葉で世界綴る」「平易な言葉で、日々が美しく綴られている。」「眼前にあらわれる日常の欠片にさえ、地球の一部分を見出している。」…二宮清隆さんの詩の真髄が、紹介されています。

 創刊3周年10号記念…「フラジャイル」から詩集を発行するというアイディアをじつは全く持っていなかったのですが、二宮さんからお話を戴き、柴田が編集・発行、木暮純さんが帯文を担当という《こわれもの三銃士》による共同作業、忘れられない記念となりました。美しい帯とカバーの制作はあいわプリントの平間さんに手掛けて戴きました。誠に、ありがとうございます。
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 傷ついた来歴を待っていたのは、出会いのあたたかさと、故郷の風景であった。
 平易なことばで、人、自然の輪郭と情動を描き出す。
 深いところから浅瀬まで、自在に動く詩意識は、時にひとを海へと誘う。
 「波がしらの白さが、たくさんのハンカチのようにゆれ」ている海へ。 
 (帯文・木暮純)

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