詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■本日、2021年9月28日(火)の「あさひかわ新聞」にて、詩誌「フラジャイル12号+青芽反射鏡終刊号①」の合冊と、柴田の詩集『壁/楯/ドライブ/海岸線』(フラジャイル)についてご紹介戴いております。

■本日、2021年9月28日(火)の「あさひかわ新聞」にて、詩誌「フラジャイル12号+青芽反射鏡終刊号①」の合冊と、柴田の詩集『壁/楯/ドライブ/海岸線』(フラジャイル)についてご紹介戴いております。今月上旬に取材戴いたのですが、こんなに大きくご掲載戴けるとは、恐縮の限りです。
 特別合冊は富田正一さんの追悼特集(追悼文16人、追悼詩4人が寄稿)、大雪山系詩人・富田さんの詩篇「コスモス」と21人の詩人の皆様による詩篇、文芸評論家・岡和田晃さんによる「現代北海道文学研究(二) 小熊秀雄転向論への反駁から『惑星思考(プラネタリティ)』へ」は「今年六月にツイッターに掲載された小熊転向論に反論」。特別企画、阿部嘉昭さんインタビュー、「北大教授で詩人の阿部嘉昭和さんの詩集『かけら世の』(響文社)について「減らしながら書く、減らすことと書くことの一体化」と題してインタビューしている」。 
 拙詩集『壁/楯/ドライブ/海岸線』のことは、「壁」「楯」海岸線」各詩篇について丁寧に分析して戴いており、誠に恐縮です。片山晴夫先生、川村兼一さんのこと、香港の周庭氏のこと、富田正一さん、樺太師範から学徒出陣で海軍土浦航空隊に配属された祖父のこと…。「壁」の数篇は旭川ゆかりの作家、東鷹栖が原籍だった安部公房のこと、東鷹栖安部公房の会の活動や、安部公房評論の第一人者であった故高野斗志美先生(文芸評論家・旭川大学名誉教授・三浦綾子記念文学館初代館長)のことを書いております。《反リアリズムの手法によって、本当のリアリズムを追究した》安部公房がえがいたメルクマール、時代の節目を文学の想像力でどう知覚し、認識するかという問題について。
 紙面の御紹介の通り、上述の詩誌、詩集は旭川市内のジュンク堂書店旭川店さん、こども冨貴堂さん、コーチャンフォー旭川店さんにてお取り扱い戴いております。丁寧な御紹介に感激致しております。心より感謝申し上げます。

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