詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■「潮流詩派」第268号(2022年1月10日 潮流詩派の会 編集発行人:麻生直子氏)

■「潮流詩派」第268号(2022年1月10日 潮流詩派の会 編集発行人:麻生直子氏)を拝受致しました。誠にありがとうございます。「特集 短詩Ⅱ」P20に小篠真琴さんの詩篇「とまった夜空の月を見上げて」、「つたえたい こと」とは人生の岐路の事件か、往路の中に探した星か、お宝だらけの復路だろうか。花火の夜空を優しいまなざしが包む。
 P36岡和田晃さんの詩篇「わたしが響いている」は、『娘の遺体は凍っていた 旭川女子中学生イジメ凍死事件』(文藝春秋)に掲載の廣瀬爽彩さんの詩篇から着想を得た波動の広がり。「いっても ろくに きいてくれなかった」大人たちのおそろしく麻痺された常識感覚に「なんども」消されそうになる声。失踪の日からもうすぐ1年が経つ。第三者委調査の結論はいまだ出ない。
 P73ブックス(詩集評)のページ、なんと鈴木茂夫氏より、柴田の詩集『壁/楯/ドライブ/海岸線』(フラジャイル)のこと、「旭川から、現状と歴史、批判と希望の、熱い言葉を連射する。その認識と思想において、実に重みのある詩集である。」とのお言葉を戴き、恐縮の至りです。心より感謝申し上げます。

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