詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■「北海道経済」2月号、「メディアあさひかわ」2月号に、昨年12月24日に開催致しました、詩誌「フラジャイル」創刊5周年記念イベント「詩 After00's 吉田圭佑~新しい時代の詩について~」

■「北海道経済」2月号、「メディアあさひかわ」2月号に、昨年12月24日に開催致しました、詩誌「フラジャイル」創刊5周年記念イベント「詩 After00's 吉田圭佑~新しい時代の詩について~」、写真も大きく掲載戴いております。多彩なゲストの皆様のトーク、演奏。同人の詩朗読についても丁寧にレポート戴いております。「北海道経済」様、「メディアあさひかわ」様より、詩誌「フラジャイル」創刊以来、熱き応援を戴いております。心より感謝申し上げます。

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■おかげ様をもちまして2022年12月24日(土)、詩誌「フラジャイル」創刊5周年記念イベント、無事終わりました。ギャラリー・ジュンクジュンク堂書店旭川店)にて会場満席のご来場、誠にありがとうございました。
 吉田圭佑さんのトーク(「詩 After00's 吉田圭佑~新しい時代の詩について~」)、豪華ゲストの皆様によるトーク、演奏。「フラジャイル」同人による詩朗読。バラエティ豊かな内容となりました。

■こちらから動画をご覧戴けます。
https://youtu.be/7UAhVoQC1vI

・富田正一さんが道内最長の72年間発行された詩誌「青芽」の後継誌として、2017年12月にまちなかぶんか小屋での創刊記念朗読会を行い、出発した詩誌「フラジャイル」創刊5周年、あれからたくさんの貴重な出会いに恵まれ、今月の16号まで号を重ねました。詩誌「フラジャイル」は旭川の詩文化を次の世代へ繋いでいく、運んでいく、「こわれもの」の荷札。富田さんや「青芽」の先輩たちに、道を拓いて戴いたように、若い世代の詩人たちが活躍しやすい場を築いていていきたいと考えておりました。「フラジャイル」創刊の2017年に第55回有島青少年文芸賞最優秀賞に輝いた吉田圭佑さん(詩誌「フラジャイル」同人)の受賞作「O Contradictio(オー・コントラディクティオ)」制作の経緯、タイトルに込められた想い、創作への意志についてやどんな詩人に影響を受けたか。その後の大学時代の詩の取り組み、阿吽塾の現代詩コンペに入選した作品「燃えたジョージアの丘から中継です」(帷子耀.氏選)に反映された経験や専門的な学び、若き詩人の感性が対峙する問題意識についてなどを語ってもらいました。詩人・金石稔さんからの吉田さんへのメッセージも紹介させて戴きました。
 ゲストに写真家の谷口雅彦さんから写真の無意識についてや、13歳のときに撮影した写真(16号表紙)の驚きの秘話。クリスマス・イブにふさわしいラヴァスト奏者・SAYOさん(谷口紗代さん)による演奏。当日は墨絵詩書家・小林白炎さんの作品も展示させて戴き、小林白炎さんに、ご自身の活動についてや、2017年に北鎮記念館で白炎さんの作品を拝見した感動から柴田が書いた詩についてもお話戴き、恐縮の至りです。
 「フラジャイル」同人、札幌から界兀歩さんによる「消息・伝説」(16号掲載)、冬木美智子さんは齋藤恵美子の詩と自作詩、創刊メンバー木暮純さんからの挨拶と朗読、吉田圭佑さんは当日手書きを展示した自作詩を朗読。柴田は上述の白炎さんに捧げた詩と、富田正一さんの詩を朗読の際にはSAYOさんにラヴァストの演奏をして戴きました。「それは心象風景の一篇の詩だろう」(富田正一「老いて美しく」)。皆さんの心象風景の一つとしての一日をご一緒できた喜び。これまでの5年間、そしてこれからの時代を祝福戴きましたこと、この会の温かさを一生忘れません。心より感謝申し上げます。
 (展示『空間詩集』のほうは26日まで行っております。)

「詩 After00's 吉田圭佑(「フラジャイル」同人)」
~ 新しい時代の詩について ~
 トーク:吉田圭佑
 聴き手:柴田望

ゲスト
 谷口雅彦さん(写真家)
 SAYOさん(ラヴァスト奏者)
 小林白炎さん(墨書絵画家)

朗読(詩誌「フラジャイル」同人)
 冬木美智子
 界兀歩
 吉田圭佑
 木暮純
 柴田望

主催:詩誌「フラジャイル」
後援:旭川市教育委員会

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