詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

【お知らせ】 4月15日「世界芸術の日」《ポエトリーナイト》、バームダード(亡命詩人の家)のサイトリニューアル、フランスでの書籍化✨について。

★ソマイア・ラミシュさんの呼びかけに応じ、バームダード(亡命詩人の家)へ3月10日までに寄せられた詩作品は、フランスの出版社・団体である「OXYBIA」より翻訳され出版されることとなりました。
・世界から100篇以上の詩がバームダード(亡命詩人の家)へ寄せられました。
・現在、翻訳の作業が進められており、日本語の詩作品は仏訳のため私のほうで一度すべてお預かりし、専門家の先生にお願いしております。日本の詩人の作品でも、英語だけで送られた詩は英訳担当の方によって翻訳されます。(およそ30篇ほどが日本から送られたようです。)

★バームダード(亡命詩人の家)のサイトがリニューアルされました!
https://www.baamdaad.net/
・今のところ、日本からは高細玄一さん、岡和田晃さんの作品がアップされています。
・一番下のほうに5人の詩人の動画があり、日本から柴田望のメッセージと朗読の動画もアップされています。
これらは、「世界芸術の日」4月15日にロッテルダムで行われた《ポエトリーナイト》で発表されたようです。

★4月15日、「世界芸術の日」にロッテルダムで開催された《ポエトリーナイト》について
・ソマイア・ラミシュさんのFaceBookより、テキスト(翻訳)と写真をここに転載します。

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・「世界芸術の日」とアフガニスタン(アーティストが希少となった国)。
・世界の詩人の一部は、タリバンによる、アフガニスタンの詩やあらゆる種類の芸術の禁止令に反応しました。
タリバンが2023年1月15日にアフガニスタンの詩人への詩の執筆を制限する命令を出した後、バームダード(亡命詩人の家)は世界の詩人やアーティストに沈黙を破り、アフガニスタン情勢に抗議するよう呼びかけました。
・バームダード(亡命詩人の家)は、世界の詩人たちへ呼びかけを行いました。 詩を書くことは、アフガニスタンのアーティストに課された検閲、抑制、規制に対する抗議です。 世界各国100人以上の詩人たちが詩をバームダード(亡命詩人の家)へ送り、アフガニスタンの詩人たちとの連帯を示してくれました!
・「世界芸術の日」、のバームダード(亡命詩人の家)はロッテルダムストーリーハウスの協力のもと、タリバンへの抗議を表明する《ポエトリーナイト》を開催しました。
アフガニスタンではあらゆる種類の芸術が禁止されています。 映画、演劇、音楽、詩、絵画は人々の生活から排除され、 反文化、反言語、生命の美しい影響との対立は、人々の生活を支配するタリバンの思考の一部です。
・4月15日の《ポエトリーナイト》では、バームダード(亡命詩人の家)に詩を送った詩人たちの一部が紹介され、カナダ、日本、フランス、イタリア…詩人たちから寄せられた詩やメッセージ(アフガニスタンの詩人や芸術家を支援し、アフガンの人の生活に課せられた制限についての)が動画を通して公開されました。
・バームダード(亡命詩人の家)に送られた詩が、間もなくフランスで出版されることになりました!
アフガニスタンの詩人や芸術家との世界的な連帯。これほどの規模の状況は初めてです。 世界の各文学団体が抗議運動を支持しています。
・夜明けを試みる人々がいます。 詩の家は亡命から始まりました。

Somaia Ramish/ سميه رامش
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