詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■詩誌「潮流詩派」第275号(~特集・麻生直子~2023年10月)の巻頭に!向井豊昭の詩篇「渇き―あるスプリンターの言」(「保健同人」1957年5月)が掲載されています!!そして、旭川の詩誌「フラジャイル」第18号(2023年9月)には向井豊昭の初期詩篇「花火」(「保健同人」1957年2月)を翻刻!!

■詩誌「潮流詩派」第275号(~特集・麻生直子~2023年10月)の巻頭に!向井豊昭詩篇「渇き―あるスプリンターの言」(「保健同人」1957年5月)が掲載されています!!そして、旭川の詩誌「フラジャイル」第18号(2023年9月)には向井豊昭の初期詩篇「花火」(「保健同人」1957年2月)を翻刻!!「フラジャイル」第18号に掲載の岡和田晃さんによる「現代北海道文学研究(7)向井豊昭の新発見詩篇結核療養所でのサークル運動」に、この二つの詩の発見と解釈について論じられています。
 「潮流詩派」…小篠真琴さんを通していつも恵送戴いております。誠にありがとうございます。岡和田晃さんの「「反京浜文化」と麻生直子ー土着主義の再考としての身体性」、「現代詩手帖」1977年4月号で岡庭昇の語る「直接的な日常から離れて「血縁」の遡及に回帰し、また散文脈を採用するという二点において、寒い時代へのひとつの回答の仕方を暗示している」という「異母の人差指(4)」評に注目。地方性、土着性、「手」の重要性。私たちが倒錯させられ欠落する身体性の自律。「とらえかえそうとしている詩人たち」、「身体性への把握」、「反京浜文化」のイメジ、少年工の痛みの描写。