詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■『詩素』第15号(洪水企画 2023年11月1日

■『詩素』第15号(洪水企画 2023年11月1日)、小島きみ子さんの「ほんとうの嘘を言うために」、1954年に第五福竜丸の乗員が「死の灰」を浴びた事件をきっかけに、1年で3000万人を超す「原水爆禁止」署名が集まった。「庶民の家庭のまっとうな日本語は/言葉と行為で現されてきた」。ところが現在は政治家の使う日本語が正しくないようだ。嘘のない言葉を口ごもる。だから詩人たちはわざと言葉を間違えて使う。本当のリアリズムを表現するための反リアリズム、フィクションの手法。詩の課題について問われている。
 二条千河さんの《近況雑感》に、ソマイア・ラミシュさんの呼びかけから始まった『NO JAIL CAN CONFINE YOUR POEM 詩の檻はない』発行の経緯と、8月24日の旭川のイベント(「世界のどの地域の夜」)のことを紹介戴いている。ありがとうございます。

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