■8月2日(土)14時より、北海道立文学館にて《詩の朗読と音楽~「安部公房『無名詩集』の詩世界」⦆を開催します。満州で青春を送った若き安部公房の詩の言葉の時空に、詩朗読と声楽で入って行く試みを行います。安部公房の原籍地、旭川市東鷹栖のこともお話します。ぜひご来場戴けましたら幸いです。
《安部公房『無名詩集』の詩世界》
8月2日(土)14:00~ 北海道立文学館
詩朗読:柴田望・本間桜子
(安部公房『無名詩集』・柴田望『音もなくいとなむ流れ』より)
演奏:本間桜子(ソプラノ)
馬場悦子(ピアノ伴奏)
曲目:『三月のうた』(作詞 谷川俊太郎 作曲 武満徹)他
「スマートフォンの電源を消して パソコンもテレビも消して 街のあかり 地球の半分停電させる 何も判断しない 考えと考えの隙間へ 静寂へ落ちる あるがままを受け入れ 気配を消して 時間と影を溶かす…
読み手と書き手 あなたと私の区別も揺らいで ありのままに浸る あらゆる手で操作される情報も 聴こえない 判断しない 流れるままに…」
満州で敗戦を迎えた安部公房が20代の頃に書いた『無名詩集』の言葉の時空に、現代の詩の創作と朗読・声楽で共鳴し、没入する試み。
安部公房が1947年(昭和22年)、東京大学医学部の学生時代に発表した『無名詩集』(私家版)。発行当時は注目されませんでしたが、後に幻の本として高値で求められ、代表的な作品群の原点となる思想や独自の視点が込められた重要な著作として読まれるようになり、全集の第一巻に収められています。
時代になじめない一人の少年…、父を失い、親友を失った。満州で送った壮絶な青春が、後年の安部公房作品のすべてに込められているのではないか…、その鍵となる重要な作品として『無名詩集』と真善美社版の『終りし道の標べに』があります。
一体、満州で何が起きたのか? 何が行われていたのか?
『無名詩集』を新しい視点から読み解くこと、そして安部公房の最大の理解者の一人であった、同時代を生きた文学評論家 高野斗志美が『北方文芸』終刊号(1997年3月号)に書いた「安部公房論」の中で『無名詩集』をどう論じたか、そのことをお伝えさせて戴きます。
10年前、東鷹栖安部公房の会で『無名詩集』の朗読会を企画し、2016年に東鷹栖公民館ではじめて行いました。そのときは安部公房が所有していたシンセサイザーの音色と映像と使った朗読会を行いました。
今回は特別ゲストに、日本語を大切に歌っておられます声楽家の本間桜子さんの歌と、ピアノ伴奏を馬場悦子さんに演奏して戴き、安部公房『無名詩集』の言葉の時空へ入って行く挑戦を行います。名前のないイベントを開催させて戴きます。
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特別展「安部公房展 21世紀文学の基軸」関連イベント
詩の朗読と音楽 安部公房『無名詩集』の詩世界
8月2日(土)14:00~15:30
北海道立文学館講堂にて 無料
7月17日(木)9:00から電話受付 011-511-7655まで
※先着順、定員60名





