詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■ 壁  (エキストラ)  柴田望

壁  (エキストラ) 
       #詩のマチ旭川をコロナから取り戻す
  
 人
 と鬼
 感染者
 非感染者
 問い合わせ
 市役所に殺到
 感染者の家の壁
 天誅卵を投げつけ
 心やさしい赤鬼の劇
 人間と仲良くなりたい
 立て札を読む村人の台詞
 お菓子もお茶もございます
 お菓子も、お茶もあるんだぞ
 ついこの間両手に収まるほどの
 きみが立派な小学二年に成人して
 学芸発表会体育館の舞台中央に立つ
 千葉泰樹監督『義人呉鳳』見事な演出
 朱衣紅巾のいでたちで首を差しだす知事
 なぜ紙芝居で小学生に何度も読み聞かせた
 原住民に対するレイシズムで尊厳を傷つけた
 保育園に医療従事者のお子様はご遠慮ください
 看護師は不足し現場は逼迫、支援願う判断は遅く
 病院に自衛隊が派遣される街でGoToは継続している
 青鬼の乱暴はフェイクだ赤鬼を美化するプロパガンダ
 買い物は混んでいる学校行事は無観客撮る観る観られる
 人と鬼、手帳の有無、生と死、光と闇、落書きの国境壊し
 感染した側としていない側の差異自粛実存不要不急の彼岸で
 「お菓子も、お茶もあるんだぞ」境い目に触れる村人を演じた
 政府の指導要領きみはもう中学受験なのか英語を習っているのか!

f:id:loureeds:20210328224026j:image

 

■ 5月頃の発行に向けて、詩誌「フラジャイル」第11号の編集を進めております。

■ 5月頃の発行に向けて、詩誌「フラジャイル」第11号の編集を進めております。
資料整理致しつつ、受贈図書のページを作るだけで2時間くらいかかっております^^
全国より貴重な詩誌・文芸誌・御詩集・書籍をお送り賜り、感謝の至りであります。
昨年末くらいは、寝る場所もないくらい本の中に部屋全体が沈んでいき、
どうしようと思っていたのですが…だんだん脳が覚醒してきまして、
一冊、一紙、文字の存在する紙面に一瞬で没入するような感覚、
顕在意識と潜在意識を一瞬で行き来するような状態に研ぎ澄まされてきております。
だんだん、感想をアップさせて戴きます。沢山の異世界への入口、
詩へ対峙する勇気を賜り、本当にありがとうございます!!
小紙同人間で共有もさせて戴きます。
詩誌「フラジャイル」第11号、ゴールデンウィーク頃には発行、皆様へ御礼状と共に送らせて戴きます。

《詩誌・個人誌・同人誌》

ALLん私記 77 (東京都・支倉隆子)
Oct 7 (高砂市・高谷和幸)
PETANU 32 (旭川市・ぺたぬぅ同人会)
PO 177 178 179 180 (大阪市・竹林館)
Rurikarakusa 16 (東京都・青木由弥子)
RUYKA ITAK 2 (旭川市・RUYKA ITAK発行会)
something 32 (青梅市・サムシングプレス)
space 155 (高知県・大家正志)
ZERO 45 (千歳市・「ZERO」の会)
ア・テンポ 58 (神戸市・「ア・テンポ」の会)
阿吽通信 1-6 (阿吽塾)
青い階段 118 (横浜市・浅野章子)
青芽反射鏡 10 (旭川市・青い芽文芸社
錨地 74 (苫小牧市・錨地詩会)
オオカミ 37 (神奈川県・オオカミ編集室)
小樽詩話会会報・記念号 (小樽詩話会)
風のたより 21 (東京都・石川逸子)
かばりあ そして 200 (釧路市・かばりあ社)
カリヨン通り 22 (東京都・カリヨン通りの会)
極光 33 (小樽市・極光の会)
空離須 2 (吉田広行)
恒河沙 4 (函館市・番場早苗)
コールサック 104 (コールサック社)
59 23 (札幌市・ソンゴクウの会)
時刻表 8 (神戸市・「時刻舎」)
詩人会議 699・700 (詩人会議)
詩人第7世代 1・2 (東京都・渡辺八畳)
詩的現代 35 (詩的現代の会)
詩の牧場 7・8 (札幌市・小川道子)
詩邦人 30 (室蘭市・三村美代子)
蒐 16 (札幌市・蒐の会)
逍遥通信 5 (札幌市・逍遥通信刊行会)
晨 22 (越谷市・中尾敏康)
卵 4・5 (埼玉県・よねたみつひろ)
木偶 117 (東京都・「木偶」編集室)
どんぶらこ 67 (漂着物学会会報)
ピエ 21・別冊 (札幌市・海東セラ)
物見遊山 1‐3 (習志野市・よしおかさくら)
行方+ (札幌市・鵜野しのぶ)
よりみち 103‐106 (札幌市・共育舎)
无 29‐30 (福岡県・荒平太和)

《新刊書籍・書物・詩集等》

青木善保『風が宿る善光寺平』(文化企画アオサギ
青木由弥子『しのばず』(土曜美術社出版販売
阿部嘉昭『かけら世の』(響文社)
海東セラ『ドールハウス』(思潮社
木内ゆか『カミ族の子ども』(共育舎)
木内ゆか『気密のストロー体』(阿吽塾)
木内ゆか『雪割りの邑』(共育舎)
酒井忠康『読書考』(横田茂)
佐波ルイ『するりしゅるり』(阿吽塾)
高塚謙太郎『詩篇Aa』(阿吽塾)
富田正一『人生あれこれ』(青い芽文芸社
仁木寿『オレンジ色の朝』(私家版)
東出隆『わが心の吉本隆明さんと共に』(空知生命塾)
三浦志郎『時の使者』(文化企画アオサギ
森れい『かえしうた』(緑鯨社)
葵井川玲『詩人黒田三郎近傍』(土曜美術社出版販売

CD 谷口孝男「Time is Lucifer」

f:id:loureeds:20210328223709j:image

 

■創刊55年を迎えるアートジャーナル誌『美術ペン』(北海道美術ペンクラブ)に支援の一灯をお願いします!!

北海道新聞などでも紹介されましたが、創刊55年を迎えるアートジャーナル誌『美術ペン』(北海道美術ペンクラブ)が、「アクトナウクラウドファンディング」を活用し、支援の呼びかけを行っています。「アクトナウクラウドファンディング」URLはこちらです。https://actnow.jp/project/artpen/detail
新型コロナウイルスの影響で、広告協力を行っていた画廊や会社のクローズが相次ぎ、財政難に遭われているとのこと。美術文化の発展に寄与してきた美術誌継続のため、ぜひともご賛助の一灯をともしてくださるようお願いいたします。(拡散希望致します。)
 2020年夏の『美術ペン』第160号の表紙には、詩誌「フラジャイル」第8号の表紙画像「What can poetry do for you ?-詩に何ができるか?」と、柴田の文「旭川の文学活動についてー特殊性と普遍性、超現実の現実、変形の運動…。」を掲載戴いております。
********
『美術ペン』に支援の一灯をお願いします      
    柴橋伴夫 「美術ペン」編集代表  
『美術ペン』は、本年で創刊55年を迎えております。全国的にみても老舗のアートジャーナル誌です。これまで何度か発行元が変わってきましたが、現在「北海道美術ペンクラブ」が編集・発行に当たっております。つねづね批評メディアは、時代の目撃者であるべきと考えております。それを意識しながら、道内外のアートシーンをフォローしております。
 ただ新型コロナウイルスの影響もあり、これまで広告などで協力いただいていた画廊・会社などがクローズされ、このままでは財政的に窮し、本誌の発行自体が難しい状態となっております。「小さな批評誌」ですが、美術文化の発展に、今後とも少しでも寄与していきたと願っております。ぜひともご賛助の一灯をともしてくださるようお願いいたします。
 今回、「アクトナウクラウドファンディング」を活用して、基金を集めることにしました。「アクトナウクラウドファンディング」で、「美術ペン」を賛助するためには、まず以下のURLを開いて確認してください。「今年で50年を迎える美術ペンを継続させたい!」を開いてください。『美術ペン』について説明をしております。読んでみてください。その上で手順に従い、賛助金を選択して手続きしてください。なお賛助金は、以下の通り3つのパターンがあります。それを選んでください。金額により手続きの方法がちがいますので、「納入の仕方」で確認してください。
なお、この「アクトナウクラウドファンディング」に参加することなく、直接に賛助を考えている方は、ご面倒でも柴橋伴夫の所まで現金書留で送ってください。
大変、お手数をかけますが、なにとぞご協力のほど、よろしくお願いいたします。
2.「アクトナウクラウドファンディング」で賛助する期間 
2021年4月9日までとなっております。
3.賛助の仕方
ログインが必要になります。また自分のメールアドレスなどが必要となります。 支援金額とリターンを選んでください。納入には「ACT NOwとは」の所にある「支払い方法を」クリックして、納入の仕方を選んでください。
4.「美術ペン」の発行 年3回の発行
現在、春号、夏号、冬号として、年3回の発行を行っております。
5. 現在の発行・編集運営
現在「美術ペン」は、多くの画廊や支援企業や篤志家のご協力、ご援助により発行をしております。紙面の広告収入により運営しております。
「北海道美術ペンクラブ」2021年2月現在の同人
 現在、7人の同人で運営しております。 
柴橋伴夫(詩人・美術評論家)  嵩文彦(詩人・現代俳句)
池田緑(美術家)  酒井忠康(美術評論家 世田谷美術館館長)
中村惠一(美術評論家
6.賛助金について
「アクトナウクラウドファンディング」を活用し収めてください。
 目標額 60万円 応募について 1口3千円 何口でも応募可能
 お礼として 
1口にたいして 「美術ペン」1年分 3冊を贈呈する 
2口に対して  「美術ペン」2年分 6冊を贈呈する
3口にたいして 「美術ペン」3年分 9冊を贈呈する
送料は当方で負担します。書店などで販売しておりませんので、ぜひクラウドファンディングを使って読んでください。発行毎に、「北海道美術ペンクラブ」から冊子などを送られていただきます。
7. 柴橋伴夫(編集人)の連絡先
 メールアドレス   shibahashi.t@sky.plala.or.jp

f:id:loureeds:20210321094417j:plain

■本日2021年3月8日(月)の北海道新聞夕刊(道内文学・三角みづ紀氏)にて、詩誌「フラジャイル」(旭川)創刊10号記念出版・二宮清隆さんの詩集『海へ』

■本日2021年3月8日(月)の北海道新聞夕刊(道内文学・三角みづ紀氏)にて、詩誌「フラジャイル」(旭川)創刊10号記念出版・二宮清隆さんの詩集『海へ』、書影とともに大きくご紹介を戴いております。とても嬉しく、言葉にはできないほどです。心より感謝申し上げます。

 「生活の言葉で世界綴る」「平易な言葉で、日々が美しく綴られている。」「眼前にあらわれる日常の欠片にさえ、地球の一部分を見出している。」…二宮清隆さんの詩の真髄が、紹介されています。

 創刊3周年10号記念…「フラジャイル」から詩集を発行するというアイディアをじつは全く持っていなかったのですが、二宮さんからお話を戴き、柴田が編集・発行、木暮純さんが帯文を担当という《こわれもの三銃士》による共同作業、忘れられない記念となりました。美しい帯とカバーの制作はあいわプリントの平間さんに手掛けて戴きました。誠に、ありがとうございます。
*

 傷ついた来歴を待っていたのは、出会いのあたたかさと、故郷の風景であった。
 平易なことばで、人、自然の輪郭と情動を描き出す。
 深いところから浅瀬まで、自在に動く詩意識は、時にひとを海へと誘う。
 「波がしらの白さが、たくさんのハンカチのようにゆれ」ている海へ。 
 (帯文・木暮純)

f:id:loureeds:20210308224021j:image

 

旭川歴史市民劇「ザ・ゴールデンエイジ」 旭川でなんと31年ぶりの市民劇、二日間の公演が、無事終了致しました。

 

もうすぐ始まる
ステージの上で
キャストは円陣を組む
だれかの合図で
一斉に手を伸ばす

どんなに一人で悩んでも
よい仕事ができるときは
一人の手柄ではない
多くの人とつながっている

幕が降りても
お客さんは拍手している
キャストは並んでおじぎする
だれかの合図で
テーマソングのイントロがかかる

目に見えないたくさんの仕事に
目に見える仕事は支えられている
両方に拍手は送られている
波紋のように広がっていく‥

旭川歴史市民劇「ザ・ゴールデンエイジ」
旭川でなんと31年ぶりの市民劇、二日間の公演が、無事終了致しました。お客様、キャスト、スタッフの笑顔が溢れていました。

写真は詩誌「フラジャイル」より、左・今野大力役の木暮純さん(沓澤章俊さん)、右・鈴木政輝役の柴田望です。旭川の伝説の大先輩詩人の役をさせて戴きました。

準備から片付けまで、様々な分野のプロの仕事を拝見し、体験させて戴きました。貴重な勉強の機会を賜わり、心より感謝申し上げます。

f:id:loureeds:20210307192544j:image

f:id:loureeds:20210307192549j:image

f:id:loureeds:20210307192553j:image

f:id:loureeds:20210307192600j:image

 

■本日3月6日、旭川歴史市民劇「ザ・ゴールデンエイジ」の初日 鈴木政輝について

■本日3月6日、旭川歴史市民劇「ザ・ゴールデンエイジ」の初日を迎えます。今日明日の2日間、コロナ感染予防対策を万全に、旭川市民文化会館 小ホールにて行われます。すでにチケットは売り切れキャンセル待ちとのこと。

詩誌「フラジャイル」より詩人・木暮純さん(沓澤章俊さん)は今野大力役、柴田は鈴木政輝役にて出演致します。小熊秀雄、今野大力、小池栄寿、鈴木政輝という伝説の詩誌『円筒帽』の詩人グループ4人が一つのテーブルで語らうシーンがございます。彼らの青春を、ケルアック、ギンズバーグらのビート・ジェネレーションの光景と重ねて想起しつつ、演じさせて戴きます。

無頼派にしてバガボンド、「じゃっく・ないふの閃き」、萩原朔太郎が序文を書いた詩集『帝国情緒』の詩人、旭川の「文学を愛するやからの総大将」(小池栄寿「弔 鈴木政輝大人」)、詩人・鈴木政輝を演じさせて戴くこととなりましたので、大正、昭和という時代を捉えた鈴木政輝の詩業について、詩集や北けんじ氏の著書『じゃっく・ないふの閃きー鈴木政輝の詩精神』を読み返しました。この機会に研究を深めていく所存であります。まずは今日より2日間、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

旭川歴史市民劇のホームページはこちらから!
https://asahikawa-goldenage.com/
YouTubeチャンネル「旭川歴史市民劇オンライン」はこちらから!
https://www.youtube.com/channel/UCBhEJnZGh6UWtCmtf1VBTSA

f:id:loureeds:20210306102115j:image

f:id:loureeds:20210306102154j:image

f:id:loureeds:20210306102231j:image

f:id:loureeds:20210306102301j:image