詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

2019-06-22から1日間の記事一覧

■海東セラさんの個人誌「ピエ」Vol.20(2019.04.10)

■海東セラさんの個人誌「ピエ」Vol.20(2019.04.10)を拝受致しました。心より御礼申し上げます。表紙を開くと本田征爾さんの画「てすさび」横顔の少女が扉に。とても美しい詩誌。 金石稔さん「(とろける ことば 宇宙 とろける」 詩句の浸みる波動がこの宇…

ホワイトボード連詩「桜」 2019年5月25日 《第2回 ぽえむ・ライヴin豊平館》

ホワイトボード連詩「桜」 2019年5月25日 《第2回 ぽえむ・ライヴin豊平館》* そして水際ことばなしにさまざまなこと思ひだす桜かな(りんご)釧路またいで千島へと とち狂う桜前線(スガミエ)咲いていたときのこと柴田)いまさらながらよみがえる(…

■東鷹栖安部公房の会 特別講演「安部公房を語る」 講師:北海道教育大学 准教授 村田 裕和 先生

■来月7月6日(土)、講演会『安部公房を語る』が行われます。毎年この特別講演は北海道教育大学名誉教授の片山晴夫先生に御担当戴いておりましたが、今年は片山先生の御指名にて、北海道教育大学旭川校国語教育専攻の村田裕和准教授にお願いしたところ、快…

■安部公房の会たより 2019年 2月23日 朗読会 『棒になった男』

■安部公房の会たより 2019年2月23日 朗読会 『棒になった男』 ・2月23日(土)、旭川市東鷹栖公民館・東鷹栖安部公房の会主催《音楽・サウンドと映像による朗読会~安部公房「棒になった男」》を行いました。今回の朗読は森田庄一顧問(東鷹栖安部公房の…

「閉じこもり、身を落ち着けること」 柴田望

「閉じこもり、身を落ち着けること」 柴田望* 兵士たちは降りしきる雨と曇りガラスの向こう 振り返らず行軍を続ける 知らぬ間に通過している 踏みしめられた天体の悠大さに呆れる 太陽も死んだのか? 三歩昔の指標を失くして 遠くに家の形がぼんやり浮かぶ …