詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■2020年1月15日の北海道新聞夕刊(道内文学・詩)にて、「青芽反射鏡」No.7(青い芽文芸社・富田正一主宰)に掲載の、荻野久子さんの詩集『記憶の風』について二宮清隆さん(「フラジャイル」同人)が書かれた評が紹介されています!!

■2020年1月15日の北海道新聞夕刊(道内文学・詩)にて、「青芽反射鏡」No.7(青い芽文芸社・富田正一主宰)に掲載の、荻野久子さんの詩集『記憶の風』について二宮清隆さん(「フラジャイル」同人)が書かれた評が紹介されています!!
 
〈詩は日記ではないと、散文との一つの境界線のように区別、あるいは差別的に、いまだに風聞されている。詩は日常茶飯事を書くものではないと。そうなのか。日常茶飯事こそ不可解な詩的世界ではないのか。私には、日常という不安定なおぼろの中を、限りある生命として生きているとしか思えない。〉(「永遠の少女の眼」二宮清隆「青芽反射鏡」No.7より)
 
 詩と散文の区別・定義について。小説の想像力、詩の想像力が現実を追い越す起点は、日常茶飯事の中に無数にひしめいているのではないでしょうか。一見、現実に追い越され、取り残されたように見えて、読む場所や時代が変わった時、じつは悠々と先を行っていたのではないかと気づく。この膨大なデータに埋もれた情報社会の中に、通徹して生の根源に向かい続けた荻野久子さんの一冊の詩集が置かれることの意義と喜びを感じつつ、12月1日、詩集『記憶の風』出版祝賀会を旭川の地で行いました。
 
■荻野久子さん 作品動画
https://youtu.be/AdfqFDmp770
・北の街あさひかわ
・代役
・記憶の風
・今日も筆を
 
■詩誌『フラジャイル』公式ブログ
荻野久子さん 新詩集『記憶の風』出版祝賀会 2019年12月1日(日)
https://fragile-seiga.hatenablog.com/entry/2019/12/02/015647

・荻野久子さんの新詩集『記憶の風』(青い芽文芸社
https://fragile-seiga.hatenablog.com/entry/2019/10/11/143640

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