■「
現代詩手帖」11月号 p50 特集〈二十世紀日本語詩へ〉
岡和田晃さんによる「もう一つの「二十世紀日本語詩」史を想起せずにはいられない。」を衝撃的に胸熱く拝読。
「権力の行使としての〈動員〉へ抗する批評性を打ち出すことができていない状態」
「生活実感が
新自由主義と野合し〈動員〉の力学に絡めとられている状況の問題」
…6月26日にサッポロアートラボ〔サラ〕主催の鼎談(髙橋純氏、嵩文彦氏、柴橋伴夫氏)で「現在の資本主
義体制を変えなければ文学も変わらないだろうと、このままでいくと…。そうでないと、ポストコロナになっても力強いものは期待できないのではないか。」という問題提起がされていたことを憶いだしました。
「1985年、
旭川では今野大力の詩碑が作られたが、これは中曽根的なものへの明確な文学的カウンターであった」この一文に、熱いものを感じました。今年は今野大力没後85年。
小熊秀雄没後80年。
旭川では
アーサー・ビナード氏による記念講演が行われ、
旭川文学資料館では特別な企画展が行われています。現在稽古中の
旭川市民劇では、木暮純さんが今野大力役。柴田が鈴木政輝役を仰せつかり、来年3月公開予定であります。