詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■いまから3年前、2017年の12月2日に、旭川の詩誌「フラジャイル」を創刊。《まちなかぶんか小屋》にて創刊記念朗読会を行いました。

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■いまから3年前、2017年の12月2日に、旭川の詩誌「フラジャイル」を創刊。《まちなかぶんか小屋》にて創刊記念朗読会を行いました。雪の降る中、多くの市民の皆様に足をお運び戴きました。戦後72年続いた「青芽」主宰、富田正一さんからのご挨拶。「フラジャイル」創刊メンバーの二宮清隆さん(埼玉より!)、山内真名さん、木暮純さん、柴田望の朗読、初心表明。ゲストとして小樽から長屋のり子さん、恵庭から村田譲さんが応援に駆けつけてくださり、お二人のレベル高き素晴らしい朗読が旭川の夜に響きました(ぜひ、動画を御覧ください)。本当に盛り上がりました。買物公園のイルミネーションがとても綺麗で、たくさん写真を撮りました。「大舟」での打ち上げも忘れられず。街全体が温かい詩の灯で包まれるような、奇跡の魔法のような一夜でありました。
 当時の創刊号はA4・3枚のコピー用紙を中綴じしただけのものでした。あれから3年、名だたるゲストの皆様による御寄稿やイベント収録の機会を毎号戴き、貴重な勉強をさせて戴きました。年代も10代からと幅広く、同人も増え、今月発行の3周年記念号は80ページの無線綴じ製本。フラジャイルより第1号の詩集、二宮清隆さんの『海へ』も発行することができました(この詩集に収録の詩作品「夢を眠らせに」(32ページ)、2017年12月2日の創刊記念朗読会のことが二宮さんによって刻まれています)。多くの方の温かい御支援、御協力を賜り、まずは10号まで続けることができました。3年間という器何千杯分もの、言い尽くせないほどの感謝の気持ちでいっぱいです。誠に、ありがとうございます。
 2017年12月2日という日付を一生忘れることはなく、これからも大切にしていきたいと思います。2020年は、3年前には想像できなかったような苦しい状況下ではありましたが、文学の想像力の無限性が確認されますことを信じ、意図的に整理された情報の繰り返される奔流に操作されることなく、伝達の技法を芸術とし、多様な角度の視点や感性からの表現を志す詩の活動に、また初心を忘れず取り組んで参る所存でございます。引き続き御指導、御鞭撻の程、どうぞ宜しくお願い申し上げます。


2020年12月 詩誌「フラジャイル」代表 柴田望

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***以下は2017年12月当時の投稿です。***

■12月2日(土)18時より 旭川市7条通7丁目 まちなかぶんか小屋にて
詩誌『フラジャイル』創刊記念朗読会を実施致しました。
実現に向けてご協力戴いた皆様、励ましのお言葉を戴いた皆様、
当日会場へ足を運んで戴いた皆様、心より感謝申し上げます。ありがとうございます。
会場は満員の盛会となり、4名のフラジャイル創刊メンバー(柴田望 木暮純 二宮清隆 山内真名)の朗読、
そして特別ゲスト詩人、長屋のり子さん、村田譲さん、にも素晴しい朗読をして戴きました。
(ゲストお二人の朗読で会場熱気に輝き、暖かいイルミネーションの輝きに包まれました☆)
その模様は、翌日の北海道新聞にも大きく掲載を戴きました。
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当日の様子の一部をyoutubeへ動画アップしております。
■詩誌『FRAGILE』創刊記念朗読会【柴田望】12月2日(土)まちなかぶんか小屋
「枷辞」「山の景色」~安部公房論(高野斗志美)について~「変形譚」

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■詩誌『FRAGILE』創刊記念朗読会【木暮純】12月2日(土)まちなかぶんか小屋
「夜は眠れない」「口唇口蓋裂だった少女に」

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■詩誌『FRAGILE』創刊記念朗読会 【二宮清隆】 12月2日(土)まちなかぶんか小屋
「こういうひとに」「雪虫」「くらぶかしゅ」

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■詩誌『FRAGILE』創刊記念朗読会 ゲスト村田譲さん 12月2日(土)まちなかぶんか小屋
「十二月におこる数多の事象」

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■詩誌『FRAGILE』創刊記念朗読会 ご挨拶 12月2日(土)まちなかぶんか小屋
『青芽』主宰・富田正一  『フラジャイル』代表・柴田望

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創刊メンバーの一人、山内真名さんは「本と映像の日々13」「シャッターアイランド」を朗読、
特別ゲストの長屋のり子さんには、亡きお兄様の想い出が詰まった「五右衛門風呂」を朗読戴きました。とても可愛らしくて、素敵で、愛情のこもった朗読・・・
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「フラジャイル」とは何か、よく宅配便など荷物に貼られている「こわれもの」のステッカー、
壊れやすく、貴重なものだから、大切に扱ってください、という表示から来ています。
こわれやすく、しかし、まだ壊れていない、果たして、それは何か?
人間の心か?平和のことか?地球、日本、北海道、旭川のことか?
解釈は読者にお任せしますし、今回参加した同人一人ひとりにとっての、
「フラジャイル」「こわれもの」というタイトルへの想いがあります。
戦後71年続いた詩誌『青芽』主宰・富田正一さんの、「旭川を再び詩の街にしたい」という想い
旭川の詩の歴史、詩を創作する心、それはとても貴重であり、大切に次の世代へ
運んでいかなければならない、使命を帯びて取り組んで参ります。
皆さんとお会いできた12月2日(土)この夜を忘れずに、
壊れやすく、しかし、まだ壊れていない。大切なものを運ぶ『フラジャイル』
たとえ何度壊れても立ち上がります。今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
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村田譲さんのHP「空への軌跡」・吟遊記・に掲載戴いております。誠にありがとうございます。

http://blog.livedoor.jp/gliding.../archives/51212100.html


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2017年12月 詩誌『フラジャイル』主宰・柴田望

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