詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

■2021年4月27日付の『あさひかわ新聞』にて「ともに旭川市文化功労賞受賞の詩人 富田正一さん(詩誌「青芽」「青芽反射鏡」主宰)と佐藤比左良さん(詩人ちひろなおみ・詩集『灯台』で第4回小熊秀雄賞準賞。今野大力の研究者)相次いで亡くなる」

■2021年4月27日付の『あさひかわ新聞』にて「ともに旭川市文化功労賞受賞の詩人 富田正一さん(詩誌「青芽」「青芽反射鏡」主宰)と佐藤比左良さん(詩人ちひろなおみ・詩集『灯台』で第4回小熊秀雄賞準賞。今野大力の研究者)相次いで亡くなる」記事が大きく掲載されています。
 「富田さんは九十四歳、佐藤さんは九十一歳。二人とも二十歳前後から詩の世界に身を投じ、約七十年の歳月を詩とともに歩んできた。二人の死を悼む関係者は多い。」
 詩誌「フラジャイル」創刊当時(2017年12月)の富田さん、木暮純さん、柴田の三人の写真を掲載戴いております。
・「戦争に負け、これからの日本はどうなるか。私は駅の雑踏の中で、人々の流れをただ見つめていました。そんな時、学校の担任が詩をやっていたことを思い出し、私も詩をやってみようと、級友らに呼びかけた。あっと言う間に四十人が集まった。」(富田正一)
・「詩の合評会では適切な言葉で分かりやすく、優しく、アドバイスをいただきました。作詩以外でも、特に年下の人には色々と配慮をして下さり、励ましてくれました。私にとってもなくてはならない存在でした。」(沓澤章俊(木暮純))
・「詩人であると同時に、表現の場を守る人でした。表現者が自由に書ける場を守る強い意志は戦争体験からくるものと思っています。その志を受け継ぎ、次の世代につなげていきたい」(柴田望)

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