詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

「ALLん私記」(発行/編集 支倉隆子氏)

■「ALLん私記」(発行/編集 支倉隆子氏)、
 新鮮な驚きに満ちた、豊穣な詩世界の歓びを感じさせて戴き、心より感謝申し上げます。

77号 2020年11月 小笠原鳥類さんの詩篇「赤いガラス」、佐波ルイさんの「竹輪ダイブTOKYO」
78号 2021年1月 為平澪さんの詩篇「極楽」、情野千里さんの川柳連作「ツルムラサキはすこし粘る」
79号 2021年3月 渡辺宗子さんの詩篇「秋鮭」、笹原玉子氏の「世界史の時間」
80号 2021年5月 岬多可子氏の詩篇「緑の深庭についての」、吉田ゆき子さんの詩篇「東京」

・「ALLん私記」77号から、ロシアの詩人ヴェリミール・フレーブニコフ(1885年11月9日 - 1922年6月28日))「KA」の支倉隆子さんによる翻訳、連載。読ませて戴き、とても嬉しく、勉強させて戴いております。
 実験的で読めば読むほど不思議な「KA」のカーとは古代エジプトにおける人間の構成要素、魂の一種。「空間のためばかりではなく時間のためにわたしも戦争をする。わたしは塹壕にいて、過去から時間の切れ端を奪いとるのだ」…時間という概念から解き放たれた別の方程式、時空を超えて、必然の歴史を私たちは生きているのだろうか。2000年の「詩学」(詩学社)に掲載されていた。ぜひ刊行される日を夢見ています。

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