■本日、最終日の『まさひこ君と写真家谷口雅彦』展Ⅰ(1967~1980) ~ 写真人生45年の写真家が写真をはじめた幼年期をふるさと旭川で振り返る展覧会 ~
初めてギャラリーカワバタさん(旭川市川端町4条4丁目5-5)にお邪魔し、谷口雅彦さん、横井昴也さんによるトークイベントに参加させて戴きました。ありがとうございました。
わくわくするような古典楽器Cembalo制作のお話、音色の名前をソムリエの味の表現に例えたお話、芸術形態としてのアナログとデジタルについてのお話なども興味深く、大変勉強になりました。何よりも温かく、懐かしい街の音が聴こえてくるような、匂いが込み上げてくるような昭和の旭川の写真からやってくる光の波動に包まれた会場で、音色も光も波動であり、それぞれの写真の光の種類にも名前があるのだろうかと考えつつ、その現場に立ち会わせて戴いたことが本当に嬉しく、幸せでした。
谷口雅彦さんより表紙のお写真をご提供戴いております、詩誌「フラジャイル」13号(16歳のときに撮影された大雪山)、14号(西武デパートのエレベーターから撮影された旭川駅)について、ご紹介させて戴きました。「フラジャイル」14号に掲載の、生まれて初めて撮影された記念すべきお写真と、ご寄稿戴いた文章が本展の最初に展示されており、感激致しました。誠にありがとうございました。