詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

「小樽詩話会60周年記念・裏小樽モンパルナスの詩人たち」

■2023年9月17日(日)、裏小樽モンパルナス(小樽市稲穂4丁目3)にて、「小樽詩話会60周年記念・裏小樽モンパルナスの詩人たち」、オープニング朗読会に参加させて戴き、第Ⅰ部では司会と自作詩朗読(展示作品「壁」の朗読と、『NO JAIL CAN CONFINE YOUR POEM 詩の檻はない』のこと、発行の経緯等、ご紹介をさせて戴きました。)、第Ⅲ部の朗読メドレーでは谷崎眞澄さんの作品を朗読させて戴きました。パンフレットには1963年10月に発行された「小樽詩話会」創刊号表紙。「お互いがへだてなく、自由にはなしあえる」「人間的営為の結晶を形づくる」ことを大切に60年間の歴史を築きあげられました。
 会場には会員作品の創意工夫溢れる詩画展(9/17~9/20)。奥のコーナーには過去の小樽詩話会冊子や貴重な写真なども展示。初日の9月17日(日)は13時より会員による自作詩朗読のオープニング朗読会。小樽だけではなく全道、全国より会員が集いました。司会は嘉藤師穂子さん(第Ⅱ・Ⅲ部)と柴田(第Ⅰ部)が担当。第Ⅲ部の〈朗読メドレー”4人の詩人を読む”〉は、詩話会の尊敬する先輩詩人、加藤多一さん、谷崎眞澄さん、佐藤考さん、米谷祐司さんの作品を、会員がメドレー形式にて朗読。
 終会後のオープニングパーティーの会場はラ・フィーユ(小樽市稲穂1-12-5 花嫁センター平安閣 1F)。会員だけではなくご来賓や遠方からの来客もあり、皆さんのスピーチも楽しく、大変盛り上がりました。毛毛脩一に初めてお会いでき、下川敬明さんとも久しぶりにお会いでき、朗読を拝聴できましたこと嬉しく、お二人の小樽愛は「小樽病」というキーワードで表現されました。下川敬明さん、花崎皋平さんのご著書に署名を戴き…、このとき花崎皋平さんから江原光太のこと、堀川義三が村長だった詩誌「詩の村」のこと、『北海道=ヴェトナム詩集・Ⅰ』発行当時のこと、北海道に小田実を招いた当時のこと、鳩沢佐美夫と須貝光夫のこと等、たくさんの貴重なお話しを戴きました。柴田は二日目も参加の予定でしたが、尊敬する伯父(中国文学研究者。劉暁波の著書の翻訳者。天安門事件解放軍兵士の証言の著書があります。) の訃報を受け、札幌での通夜のため、18日朝に小樽から一度旭川へ戻りました。
 二日目の9月18日(月)は〈朗読でつづる懐かしい詩人たち〉~異界との橋渡し(森れいさんプロデュース)と題し、米谷祐司さん、てらいかつおさん、小田節子さん、小松瑛子さん、細山美枝さん、大原登志男さん、木ノ内洋二さんのことを会員が語り、朗読するという、60周年の節目に、過去を振り返り、小樽詩話会の歴史を現代とつなぐ重要なパフォーマンスが行われました。オカリナ/カンデレの演奏やオープン・マイクのパフォーマンスも。
 展示のほうは20日まで行われています。歴史ある小樽詩話会のイベントが歴史ある裏小樽の歴史ある建築の中で行われており、特別な空間の魅力に誘われ、イベントの最中も小樽市民や観光客のご来場多数ありました。ぜひ多くの皆様にご来場戴けましたら幸いです。

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