詩誌『フラジャイル』公式ブログ

旭川市で戦後72年続く詩誌『青芽』の後継誌。2017年12月に創刊。

「メディアあさひかわ」2024年2月号に~旭川の詩誌「フラジャイル」第19号発行・詩集『詩の檻はない』の”後日談”も~…12月20日に発行した「フラジャイル」第19号について詳しく紹介戴いております。

📖「メディアあさひかわ」2024年2月号に~旭川の詩誌「フラジャイル」第19号発行・詩集『詩の檻はない』の”後日談”も~…12月20日に発行した「フラジャイル」第19号について詳しく紹介戴いております。心より感謝申し上げます。
 巻頭にゲスト寄稿を戴きました大木潤子さんの詩篇「現れるもの」、故永しほるさんの詩篇「補遺、あるいは別解」。
 朝伊ミチルさんの2作品、「アガル」「カレーとレモネード」のことも。
 2023年8月15日の『NO JAIL CAN CONFINE YOUR POEM詩の檻はない』発行の経緯と8月24日の出版記念イベント「世界のどの地域も夜」(まちなかぶんか小屋)のトーク岡和田晃さん、二条千河さん、野口壽一さん、谷口雅彦さん、日野あかねさん、木暮純さん)、ソマイア・ラミシュさんのからの日本の詩人へのメッセージも収録。
 アフガニスタン在住の詩人、ファルフンダ・シュウラさんの詩篇「(あの事件の怒りと血のせいで私は心が塞ぐ)」(中村菜緒氏訳)を特別掲載。
  表紙は写真家谷口雅彦さんの写真集『日々の旅 1993-2002 谷口雅彦写真集 (ワイズ出版写真叢書16)』より。
 丁寧なご紹介を戴き、心より感謝申し上げます。
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❄詩誌「フラジャイル」第19号(2023年12月20日発行)
・ゲスト寄稿に詩人大木潤子氏(『遠い庭』で第61回歴程賞をご受賞!!)を迎え、冒頭に詩篇「現れるもの」を掲載。さらに詩集『壁、窓、鏡』で第57回北海道新聞文学賞を受賞された故永しほる氏を迎え、詩篇「補遺、あるいは別解」を掲載させて戴きました。とても幸せな詩誌です。
・1月にタリバン暫定政権がアフガニスタンで詩作禁止令を発令したことを受け、アフガニスタンからオランダに亡命されている詩人ソマイア・ラミシュさんが世界の詩人へ向けて「抗議を表明するために詩を送ってほしい」という《世界のすべての詩人たちへ》メッセージを発信。ウエッブ・アフガンから日本でも拡散し作品を集め、日本人詩人36名、海外詩人21名の作品を収めた詩集『NO JAIL CAN CONFINE YOUR POEM 詩の檻はない』を8月15日に発行!amazonの詩集の新着ランキングでは全国1位となり、ペルシャ語版のBBC、英インデペンデント紙でも報道され、朝日新聞デジタルのコラム(玉懸光枝氏)でも紹介されました。9月には一般社団法人日本ペンクラブより正式に支持表明の声明を戴きました。11月にはフランス語版書籍がセシル・ウムアニ氏の尽力によりOXYBIA社より発行。12月にはKSJ全国大会へのゲスト出演でソマイアさんの来日が実現!!。活動の次元が急速に広がっています。
 詩誌「フラジャイル」第19号には8月24日に旭川まちなかぶんか小屋で開催した『詩の檻はない』出版記念イベント(世界のどの地域も夜)のトークを収録。岡和田晃氏(文芸評論家)、二条千河氏(詩人)、谷口雅彦氏(写真家)、日野あかね氏(漫画家)、野口壽一氏(ウエッブ・アフガン編集長)らが登壇し、今回の取り組みについてお話されました。
ソマイア・ラミシュさんの詩篇「(書け、とあなたは言った)」(日本語訳 木暮純 ・ 校訂 岡和田晃)、ソマイアさんから日本の詩人へのメッセージ、また、日本初公開となりますアフガニスタン、カブール在住の詩人ファルフンダ・シュウラ氏の詩篇「(あの事件の怒りと血のせいで私は心が塞ぐ)」のペルシャ語の詩を、イラン現代文学の専門家である中村菜穂氏による日本語訳で掲載しています。
・詩誌「フラジャイル」は旭川市内書店(ジュンク堂書店旭川店・こども冨貴堂・コーチャンフォー旭川店)、札幌では書肆吉成本店、小樽ではがたんごとんにて取り扱い戴いております(頒価600円税込)。
・オンデマンド版は書店版より少し割高になります(1,320円税込)が、amazon楽天ブックスよりご購入戴けます。
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詩誌「フラジャイル」 第19号 目次      2023年12月20日
表紙 谷口雅彦写真集『日々の旅1993-2002』ワイズ出版写真叢書15より
2 (ゲスト)現れるもの  大木潤子
6 (ゲスト)補遺、あるいは別解  故永しほる
10 (ゲスト)テールランプ  吉成秀夫
13 日本の詩人へのメッセージ ―2023年8月  ソマイア・ラミシュ
  (書け、とあなたは言った)  ソマイア・ラミシュ
16 世界のどの地域も夜 2023年8月24日 まちなかぶんか小屋
25 『NO JAIL CAN CONFINE YOUR POEM 詩の檻はない』 2023年8月~12月
26 Farkhunda Shulaの詩
  (あの事件の怒りと血のせいで私は心が塞ぐ)  中村菜穂訳
28 言葉が出ない  高細玄一
30 詩を息をするように書いている  丁章
32 人  澄川智史
35 ダイ  松本莉鼓
36 命題不覚忘却  界兀歩
42 キュビズムの虹  福田知子
44 水の支配者  川嶋侑希
46 観賞魚  鷲谷みどり
48 巻貝の女  木内ゆか
50 追憶  荻野久子
52 反響  冬木美智子
54 山師は疾し 3 サーカス  菅原未榮
56 赤い橋  二宮清隆
58 本と映像の日々42  山内真名
60 崖に一羽 鳴き声は聴こえない  うのしのぶ
62 小説 心売り  清水俊司
64 小説 母の声  中筋智絵
66 (ゲスト)朝伊ミチル     
  アガル(ロングロングロングライムバージョン)
  カレーとレモネード
70 来る日  枝松夏生
72 くん炭となる  小篠真琴
74 問題  木暮純
76 翼  星まゆみ
78 神無月に走水第二隧道   佐波ルイ
80 原野  金井裕美子
82 斜角  柴田望
83 (ゲスト)仄めかす風 (夏の色彩にゆれるもの)   詩・写真 土師一樹
84 はつ冬小句集  福士文浩a.k.a.ぶんじ
86 「語り版 白きうさぎ雪の山から出でて来て ~歌人、齋藤史とその時代~」
                 構成・脚色 那須敦志
88 ブック&ツリー 日野あかね 
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